
<大相撲七月場所>◇二日目◇14日◇愛知・名古屋 IGアリーナ
恵まれた体格を持つ期待の幕下力士が、十両経験者の相手を真っ向勝負で圧倒。決着後には丁寧なお辞儀も見せ「応援したくなる」「あらま律儀」「礼“も”素晴らしい」とファン感嘆の一幕があった。
反響を呼んだ期待の力士とは、幕下九枚目・五島(藤島)。愛知県出身22歳の五島は、拓殖大学時代の昨年11月に全国学生選手権、12月に全日本選手権でいずれも3位に輝いたホープ。身長180センチ・体重181キロの巨漢を武器に、今年三月場所で幕下最下位格付出でデビューすると6勝1敗の好成績、先場所も同じく6勝を挙げた注目の新人だ。
1番相撲となった七月場所二日目の取組では、十両経験がある実力者、幕下八枚目・栃武蔵(春日野)と対決。栃武蔵も身長184.3センチ・体重173.4キロと重量級の相手だったが、立ち合い正面から激しく当たった五島は、左四つに組んで上手に手をかけると、その後まわしは切れるも猛烈な攻めを展開。相手に攻め入る隙を与えず寄り切った。勝った五島は勝ち名乗りを受けると土俵下で深々と丁寧な礼をしてから東の花道を下がっていった。五島は今場所白星スタートとなる1勝目。敗れた栃武蔵は1敗目を喫した。
十両経験者を圧倒した五島に、ABEMAの視聴者からは「強いわ」「激しい」「すでに貫禄ある」と驚きの声が続出。また、礼がおろそかにされることが少なくないなか、“おじぎ界の横綱”こと幕下二十八枚目・魁勝(浅香山)のような丁寧な所作が反響を呼ぶこともあったが、五島の礼儀正しいお辞儀も注目を集め「あらま律儀」「礼“も”素晴らしい」と称賛の声が相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)

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