【写真・画像】 1枚目

 将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、22)と挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が激突する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負は7月15日兵庫県神戸市の「中の坊 瑞苑」で第2局の対局を開始した。シリーズは、防衛6連覇を目指す藤井王位が先勝。本局でリードを広げるか、永瀬九段が追いつくか。注目の一戦が始まった。

【映像】藤井王位VS永瀬九段 注目の第2局

 「真夏の七番勝負」としてファンに親しまれている王位戦七番勝負。6連覇がかかる藤井王位と王位初挑戦となった永瀬九段による第2戦は、有馬温泉の「中の坊 瑞苑」を舞台に争われる。

 今月5・6の両日に愛知県小牧市で行われた開幕局は、対局1日目に千日手が成立する波乱の出だしとなった。両者は、今春に行われた名人戦七番勝負第4、5局でも千日手を連続して経験しており、王位戦第1局を合わせて3局連続の異例の事態に、大きな注目を集めることとなった。

 指し直し局でも同様に角換わりの戦型が選ばれたが、先手の藤井王位が銀を腰掛けた形にしたところで、永瀬九段が銀を強くぶつける研究手を披露。これに藤井王位は銀の撤退を決断し、2度目の千日手の選択もあるかと騒然となった。

 しかし、互いが引かずにぶつかり合った結果打開する道が選ばれ、攻め合いへと発展。接戦では一時永瀬九段が優位に立ったものの、圧倒的な終盤力を誇る藤井王位がピンチを切り抜けると鮮やかにリードを拡大。正確無比な指し回しで押し切り、初戦勝利をもぎ取った。

 本局は、第1局指し直し局と同じく藤井王位の先手番に。ここではどのような戦型、作戦選択が見られるのか。激戦必至の両者の戦いから目が離せない。持ち時間は各8時間の2日制。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

藤井聡太王位が連勝でリード拡大か、永瀬拓矢九段が追いつくか “真夏の七番勝負”有馬温泉対局開始/将棋・王位戦第2局