
【WWE】EVOLUTION(7月13日・日本時間14日/ジョージア・アトランタ)
人気急上昇中、元体操選手女子レスラーの“空中で一回転して落とす”アクロバティックなフロントフリップ・カッターに騒然。実況も「一度じゃ何だかわからない」と語る超高難度な技炸裂に、ファンも「すげえ」「何?今の!」「この技すごい」と驚きを隠せない様子だった。
WWE女子の最大イベント「エボリューション」で、WWE女子タッグチーム王座をかけた4WAYタッグマッチが行われ、王者組のラケル・ロドリゲス&ロクサーヌ・ペレスに各ブランドの代表チームが挑戦。8人の選手が入り乱れる激戦のなか、育成団体NXT大注目のハイフライヤー、ソル・ルカが衝撃の大技を披露し、大舞台の観衆から驚きの声が相次いだ。
シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス、カブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)、そしてソル&ザリアの通称“ゾルーカ”コンビ。「RAW」「SmackDown」「NXT」と各ブランドの精鋭が一堂に会した王座争奪戦。試合は序盤から各チームが主導権を奪い合い、息を呑むスピーディーな攻防が展開された。
カイリとアスカの日本人コンビは、アスカのミサイルキックやカイリのブロックバスターなど息の合った連携技を炸裂。シャーロットは得意のスピアーやお馴染みの“Woo!”のコールのなか逆水平無双、スピアーで流れを変え、他チームの攻撃を分断。そんな中、フレッシュなNXT勢が若さと勢いでベテラン勢に食らいついた。
アスカ&カイリに割って入ったソルは、ザリアのパワーで軽々と高いリフトからスプラッシュでカブキを一掃するとターゲットをシャーロットに。ビッグブーツを放った直後のスキを突き“ソル・スナッチャー”を炸裂。コーナーを駆け上がり、空中で一回転しながらカッターを決めるアクロバティックな大技で会場を盛り上げた。
番組内でABEMAのWWE解説・堀江ガンツは“ソル・スナッチャー”について「本当にすごい技。一度見ただけではどういう技かわからないほどの高度な空中殺法」と解説。この技は、ロープを利用したスプリングボードを踏み台に、空中でフロントフリップしながらカッターを繰り出す、元体操選手のソルならではの超高難度な技だ。
攻勢に出たノリノリのシャーロットのカウンターを取る超高速“ソル・スナッチャー”に、彼女の実力を知るファンからは「おおお」「出たあ」と歓声が上がり、初めて目の当たりにしたファンからは「すげえ」「何?今の!」「この技すごい」と驚きの声が続出。よりによって女子王座12度の“生ける伝説”を一撃で沈めたシーンに、実況席も「シャーロットに決めましたよ!」と興奮ぎみだった。
この攻撃で一気に勢いに乗ったソル&ザリアだが、この日もNXTで再三問題となっていた連携ミスからスピアーによる“同士討ち”が発生。このアクシデントを皮切りに分断され、最後はラケルがソルを捕まえ、必殺のテハーナ・ボムでピンフォールし防衛に成功。驚きのフィニッシャー披露と試合を席巻した“ゾルーカ”だが、タイトル戴冠はならなかった。

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