
俳優の反町隆史が、WOWOWにて2026年に放送・配信される織田裕二主演の連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」に出演することが決定。作中で“はみ出し者”たちが結集する志の砦・梁山泊を率いる頭領の一人・晁蓋(ちょうがい)役を務めることが明らかになった。
腐敗がはびこる乱世に、正義を信じる一人の下級役人が立ち上がった。その名は宋江(そうこう)。彼が記した“世直し”の書「替天行道」は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、全てを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志は一つ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む。
■“叛逆の英雄”晁蓋
義に生きる姿勢と圧倒的な武勇で“托塔天王(たくとうてんおう)”の異名を取る男・晁蓋(反町)。民衆からの人望と苛烈な闘志を備え、理不尽に満ちた世の中に対して牙を剥いてきた晁蓋だが、宋江が書き記した世直しの書「替天行道」に出合い、同じ志を持つ仲間として宋江(織田)と出会う。
全く異なる資質を持つ二人の頭領が体制に反旗を翻した者たちが集う志の砦・梁山泊で並び立ち、国家権力に立ち向かう大いなる叛逆の物語が動き始める。
この晁蓋を演じるのが、「GTO」シリーズや「相棒」シリーズなど、数々の作品に出演してきた反町。織田とはテレビドラマ「SUITS/スーツ2」(2020年、フジテレビ系)以来約6年ぶり、2度目の共演となる。この二人が、それぞれ全く異なるリーダー像を体現していく。
■反町隆史 コメント
2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。
「反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです」
そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした。
軍略と統率力に優れ、叛乱の先頭に立って突き進む晁蓋は、まさに英雄。晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました。
織田裕二さんをはじめ、キャスト・スタッフと一丸となって撮影に挑んだ壮大で熱い、この作品を皆様にお届けできるのが今から楽しみです。
■若松節朗監督 コメント
反町隆史は面白い男である。芝居も素もたまらなく面白いのだ。
仮面を被った、馬上での静かで異様なたたずまい。派手なブルーの衣装に包まれたビジュアルがここまで似合う男はいない。その圧巻の姿に、つい笑みが浮かんでしまう。
そして、反町隆史は照れ屋でもある。普段、あまり多くを語らない控えめな彼の、今回の任務は、とてつもなく重い。織田裕二と一緒に世直しに挑むもう一人のカリスマで、静なる宋江とは対極にして、果断で統率力抜群。動なる軍略の雄を演じなければならないのだ。
義侠心に厚く厳格な強い男を荒ぶって匂わせてほしい。それでいて、どこか楽観的でニヒルな笑いも見せてほしい。
何とも難しい役どころではあるが、カレーを食べているような爽やかさも出してくれるので実にうれしい。まばゆいほどの「生きる光」を発し続ける晁蓋も、反町隆史とダブって見えるから不思議である。
反町隆史が楽しんで演じている晁蓋にご期待下さい。

コメント