
アルテマイスターは8月18日まで、十時啓悦「祈りのかたち2025」展を、厨子屋 銀座本店(東京都中央区銀座)で開催する。
同展では、木地制作から加飾まで一貫した制作を続ける木漆工芸家・十時啓悦(ととき あきよし)氏の作品78点を展示する。
「祈りのかたち」にフォーカスし、厨子のほか、花器やお香入れ、盃、敷板などの調度品を中心に、十時氏の新作と近作を展示する。この3年間の沖縄、ネパール、オーストラリアへの旅で得た多様な体験が作品に生かされ、より深みのある表現となっている。
新作は五角形をテーマにした厨子5点。「五角形」から「星」の瞬きを連想し、「宇宙」へと想いを馳せた厨子を一堂に展示する。
今回の作品に使われている漆は、同社が約50年前に会津の黒森地区に植林した漆の木から採取したもの。十時氏も現地に入り、漆の木の状況と、採取された漆を確認したという。
新商品の厨子「時跡」は、同社と十時氏のコラボレーションにより誕生したもので、"時が刻み込んだ跡"という意味が込められている。
入場料は無料。休廊日は毎週火曜。
(フォルサ)

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