
日本限定の特別な「レンジローバー」が12台限定発売
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2025年6月より、日本限定の特別仕様車「RANGE ROVER SV BESPOKE URBAN TWILIGHT COLLECTION」の受注を開始すると発表しました。本モデルは、都市の空の美しさをテーマに、「URBAN DAWN(都会の夜明け)」「URBAN DUSK(都会の夕暮れ)」「URBAN LIGHT(都会の灯り)」の3種類が用意され、それぞれ限定4台、合計12台を生産。ベース車両は「RANGE ROVER SV P615 SWB」で、最高出力615psのV8ガソリンエンジンを搭載し、マイルドハイブリッド機構も備えています。この特別なクルマについて紹介します。
都市の空を映す3つの特別テーマと唯一無二の仕立て
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、日本市場向けの特別仕様車「RANGE ROVER SV BESPOKE URBAN TWILIGHT COLLECTION(レンジローバー・エスブイ・ビスポーク・アーバン・トワイライト・コレクション)」の受注を開始した。本モデルは、都市の空が持つ移ろいゆく色彩にインスパイアされた3つのテーマに基づき、それぞれ限定4台、計12台が用意される。
テーマは「URBAN DAWN(都会の夜明け)」、「URBAN DUSK(都会の夕暮れ)」、「URBAN LIGHT(都会の灯り)」の3種類。英国のSVデザインチームと協働し、専用のBESPOKEエクステリアカラーを開発した。
「URBAN DAWN」では、夜明け前の濃い紫と灰色を帯びた「モーブサテン」を採用し、インテリアにはエボニーレザー、ムーンライトクローム、ブラックセラミックの装飾が配される。
「URBAN DUSK」は、夕暮れの温かな空気感を纏った「ブルーグレイサテン」が特徴で、光が当たるとゴールドの輝きを放つ。インテリアには環境に配慮したノンレザー素材「Ultrafabric」を使用し、フロントはライトクラウド、リアはシンダーグレイのデュオトーンとした。
「URBAN LIGHT」では、夜のとばりとともに灯る都市の光を表現した「シルキーロゼサテン」を採用。エクステリアの柔らかな輝きと連動するように、インテリアはペルリーノレザーと同系色の刺繍、ホワイトセラミックなどを配し、統一感を高めている。
全モデルには、フロントおよびリアに24金で縁取られたクロームロゴスクリプトを装備し、ショルダー部分には各テーマに応じた独自デザインの刺繍グラフィックが施される。インテリアは各テーマの世界観を体現しつつ、モダンラグジュアリーの精神が貫かれている。
パワートレインは、マイルドハイブリッド(MHEV)機構を組み込んだ4.4L V型8気筒ツインスクロールターボチャージドガソリンエンジンを搭載。最高出力は615ps、最大トルクは750Nmと、ラグジュアリーモデルでありながら圧倒的な動力性能を誇る。
この限定コレクションは、「RANGE ROVER」のカスタマイズプログラム「SV BESPOKE」によるもので、2023年に発表された「1858 EDITION」や「BALMORAL EDITION」に続く、日本市場向けの特別モデルとなる。特別メーカー希望小売価格は3668万円。
AMWノミカタ
ランドローバーでよく登場する「SV」という言葉は、高性能モデルを開発するSpecial Vehicle Operationsの略だ。そしてSVビスポークは、そのなかでも顧客の要望に応じて特別な一台を製作する特注部門となる。
今回の「RANGE ROVER SV BESPOKE URBAN TWILIGHT COLLECTION」は、単なる特別カラーの限定車ではなく、都市の風景を芸術的に解釈し、それを車両というキャンバスに落とし込んだ、デザインと工芸の結晶ともいえるモデルだ。24金のスクリプトバッジやSV BESPOKE専用カラーといったラグジュアリーの象徴に加え、環境に配慮したノンレザー素材の採用など、現代の高級車に求められる要素が緻密に盛り込まれている点も見逃せない。
限定12台という極めて高い希少性は、コレクターズアイテムとしての価値をさらに高める要素となっている。標準仕様のRANGE ROVER SV P615 SWBに対して635万円高くなるが、唯一無二の一台を求める顧客にとっては非常に魅力的なモデルといえるだろう。
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