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採用面接は応募者を判定する場ではあるが、企業側のハラスメント体質に気付ける場でもある。東京都の30代女性は、あるサービス業の面接で、こちらの尊厳を軽んじるような発言を連発されたエピソードを寄せた。

「丁寧に書いた志望動機を読んだ直後に『志望動機は?』と聞かれ、なぜか人手に困ってないアピールをされた。求人を出していてスカウトをいただいたから面接を申し込んだのに意味不明

加えて、あろうことか「血液型で判断された」というから驚きだ。面接官のありえない言動はその後も続いた。(文:西荻西子)

「結婚されるんですよね?」と嘲笑 ストーカー被害への無理解も

面接官は、職務経歴書を見るなり、女性が過去に勤務していた職種を「下に見るような失礼な発言」をしてきたという。さらに、女性は正直に個人的な事情を打ち明けたが……。

「『サービス業なのは理解しているが、ストーカー被害にあい警察に保護されているためネットに名前と顔を出すのは控えたい』という事情を話したら『もう大丈夫なんじゃないですか?』と無責任すぎる発言」

下手をすれば命に関わる深刻な被害を軽視する言葉に、女性は耳を疑ったことだろう。そのほかにも、

「『長く働ける人を求めてるんですけど、結婚されるんですよね?』と嘲笑。帰り際に渡された名刺に【好みの女性のタイプ】が記載」

と、ほとんどセクハラと言えそうなことまであった。この選考について女性は「辞退しましたが、正直気持ち悪かったです」と内心を明かしている。

※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ

帰り際に渡された名刺を見てゾッ…「好みの女性のタイプ」記載、面接官に「正直気持ち悪かった」と語る女性