「いい子だなと思って」「釘付けになってしまいました」

先輩俳優らが口々にその魅力を語ったのは、俳優・杉野遥亮。14日、都内で行われたテレビ朝日系ドラマ『しあわせな結婚』(7月17日スタート 毎週木曜21:00~)の完成披露試写会に登壇した。

阿部サダヲが松たか子に渡した“推し”のDVD

大石静氏が脚本を手がける同作の完成披露試写会には、杉野のほか、阿部サダヲ、松たか子、板垣李光人、岡部たかし、段田安則が登壇。人気弁護士・原田幸太郎(阿部)が、ミステリアスな美術教師・鈴木ネルラ(松)と電撃結婚したことから物語が大きく動き出す本作で、“鍵を握る男”として杉野が演じるのは、黒川竜司という謎めいた存在だ。

そんな重要な役どころを担う杉野だが、会見の冒頭から早くも“素”の一面をのぞかせる。登壇した直後、「皆さん、こんにちは……こんにちは!」と、なぜかあいさつを2回。これには会場からも笑いが起き、今回が初共演となる阿部も「必ずあいさつするときに『こんにちは!』っていうから、いい子だなと思って(笑)」と自然体な杉野の印象を語った。

一方、別の話題で阿部が語ったのは、意外な“推し”事情。

「今回でいうと、松さんにまず“推し”のDVDを渡して、そこから少しずつスタッフさんにも回っている。自分がおもしろいなと思ったものを紹介しているんですが、『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』っていうのがあって……」

実はこの作品、主演は杉野。現場では静かに“磯兵衛ブーム”が巻き起こっていたようだ。

そのDVDを受け取った松も、「久々に声を出して笑いまして(笑)。とってもおもしろくて! 釘付けになってしまいました」と語り、大絶賛。

だが、当の杉野は少し照れくさそうに、「本当は嫌で嫌でしょうがなくて……(笑)。松さんがいきなり変なダンスを現場で踊ったりして、『うわぁ、それ僕が出てたやつ……』と思って(笑)」と、恥ずかしさを隠しきれない様子だった。

ドラマでは謎を秘めた人物を演じながら、会見ではその人懐っこいキャラクターで場を和ませた杉野。ファンのみならず阿部・松ら先輩俳優をも魅了する、杉野の“愛され力”がにじみ出たイベントだった。
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画像提供:マイナビニュース