
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ヤマネコさんがX(旧Twitter)に投稿した『姉とマルンゴのひと夏の思い出まとめ』をピックアップ。
2月26日にX(旧Twitter)へ本作が投稿されたところ大きな反響を呼び、多くの「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者のヤマネコさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■姉と猫の仲良くなるための1ヵ月間の奮闘劇
1年ぶりに帰ってきた姉。恐る恐る姉に近づくも、喋った瞬間に驚いて逃げるサイベリアンのヤマネコ。姉が帰るまでの1ヵ月で、姉にビビりまくりのヤマネコは姉と仲良くなれるのか。海外生活が長く少し個性が強い姉と、表情豊かなヤマネコの1ヵ月間が描かれている。
猫と人間の凸凹コンビの可愛らしく、たくさん笑える1ヵ月間を描いた本作。ネット上では「可愛いと面白いが同居している」「お姉さん早く帰ってきてほしい」「この猫ちゃん本当に大好き」といった、お姉さんやヤマネコに魅了された声が多く寄せられている。
■「ヤマネコとの思い出を1つでも多く作りたい」作者・ヤマネコさんの語る創作の裏側と展望
――『姉とマルンゴのひと夏の思い出まとめ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
姉が年に1度、1ヶ月ほど家に滞在するのですが雰囲気が他人とは思えないのか「気になって近づくけど途中で無理だと気づいてビビって逃げる」行動を毎日のようにしていたため、動画や写真で撮れなかった話を漫画にしてみようと思ったのがはじまりです
――『姉とマルンゴのひと夏の思い出まとめ』の中で気に入っているシーンがありましたら、理由と共にお教えください。
最初の「シャベッタァ!」のシーンです。今シーズン初めての、ヤマネコが姉に対して見せた反応だったのでリアクションが1番大きかったのを覚えています。
――世の中には犬派猫派論争がありますが、ヤマネコさんの考える猫の魅力をお教えください。
猫は「ベッッッタリ甘えたい」時と、「構うんじゃない!」の差が激し目で一緒にいて面白いです。全力で遊んでいたけど急にご飯食べに別の部屋行くとか腕にしがみついてゴロゴロ喉を鳴らしていたと思えばスッとお尻を向けてどこか行くとか。でもお出かけして帰ってきた時には寂しかったアピールをするとか。個体差はあると思いますが、愛情深い生き物なんだなと思っています。
――7月16日(水)にヤマネコさんのコミック&フォトエッセイ『猫に振り回されたい人生』が発売予定となっていますが、注目してほしいポイントや見どころをお教えください。
これまでヤマネコと暮らしてきた中で、毎日撮りためた写真や日々の生活でヤマネコが見せてくれた出来事を詰め込みました。描き下ろしでは、姉とマルンゴの新しい話をはじめ、猫と暮らす上でのリアルな話やヤマネコへの想いも集録しています。是非読んでいただきたいです!
――ヤマネコさんの今後の展望や目標をお教えください。
ヤマネコとの思い出を1つでも多く作りたいという目標があります。漫画も続けて描いていきますが、形にとらわれずいろんな形でヤマネコとの共作を作っていきたいと思っています。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
初めてヤマネコとの漫画を描いた時、こんなに描き続けるとは全く思っていませんでした。描き続けられたのは、読んでくれる人がいたからという理由がかなり大きいです。自分の漫画を見て、笑ってくれたり共感してくれたり、楽しんでくれる人が1人でもいるだけでそれがかなりのエネルギーになっていました。今回の本にはそのエネルギーを全力でぶつけて取り組みました。楽しんでいただけるととても嬉しいです!

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