日本CTO協会は7月15日、ソフトウェア技術者にとって開発者体験(Developer eXperience)が良い印象のある企業のランキング「Developer eXperience AWARD 2025」上位30社を発表した。ランキングは技術者901名を対象に、エンジニアとしての生産性を高めるための技術やチーム、企業文化などの環境全般を指す"開発者体験(Developer eXperience)"のイメージを調査するもので、採用サービス複数社からメールマガジンやWebフォームで回答者を募り2025年2月10日から2月28日の期間中にアンケートを実施している。
○「Developer eXperience AWARD 2025」ランキング

2022年から発表している「Developer eXperience AWARD」だが、昨年2位だったGoogleが首位に、業務効率化クラウドサービス「バクラク」などを展開するLayerXが11位から5位、さくらインターネットが30位圏外から7位、サイボウズが13位から8位、GitHubと連携する転職サービス展開のファインディが23位から13位へとランキングを上げている。

本年度より新たに「開発者体験が良さそうだと感じたコンテンツ」「認知している発信チャネル」についての調査項目が追加されており、上位5社の平均では技術戦略(技術選定、アーキテクチャ、研究開発)や開発戦略(開発生産性、開発プロセス、技術的負債)などの発信コンテンツにおいて、開発者体験が良さそうだと感じているポイントが高い。少数ながらもオフィス環境に関する情報も影響している。

発信チャネルでは、エンジニア・経営者・その他の発信者別に分類しており、エンジニアからの発信では所属エンジニアのテックブログやQiitaなどでの技術情報の発信が最も高く、経営者からの発信ではインタビュー記事が高く、その他に分類される項目では企業の公式(採用)サイトが高い。
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画像提供:マイナビニュース