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 大阪・日本橋のPCパーツショップ「パソコン工房 大阪日本橋店」を取材しました。今回、店舗スタッフの小山翔さんがオススメする製品は、OkinosのPCケース「Cypress 3 Wood」。黒を基調とした落ち着いた雰囲気が特徴のPCケースです。

 Cypress 3 Woodは、フロントパネルの両サイドに本物のウォルナット材をあしらったウッドパネルが特徴の、Micro ATX対応ミニタワーPCケースです。“木目調”ではなく、実際の木材が使われているのが大きなポイント。筐体カラーはブラックのみの展開で、落ち着きとオシャレさを兼ね備えた印象を受けました。

 筐体サイズは210(W)×372(D)×402(H)mmで、Micro ATX対応のミニタワーPCケースとしてはやや小型な部類に入ります。

 ビデオカードは最大長320mm、CPUクーラーは高さ最大164mmまで搭載可能。内部ストレージベイは3.5インチベイと2.5インチベイ、3.5/2.5インチ共用ベイと、十分なストレージを内蔵できます。

 搭載可能なファン数は、フロントに120mm×3/140mm×2、トップに120mm×2/140mm×2、リアに120mmとなっています。このうち、フロントに120mmファン×3、リアに120mmファンの計4基を標準搭載しています。

 フロント入出力パネルは、左側のガラスサイドパネル下部に配置されており、電源ボタンリセットボタンヘッドホンマイクコンボジャック、USB 3.0 Type-A×2、USB Type-C 3.2 Gen2×1が備わっています。

 小山さんによると、パソコンを派手に光らせたくない人には、Cypress 3 Woodがオススメとのこと。付属のファンも一切光らず、落ち着いた雰囲気を重視したい人にぴったりです。最近は、このようなシンプルで落ち着いたPCケースを求めるお客さんも増えてきているそうです。

 とはいえ、ただの黒色PCケースというわけではなく、ウッドパネルのワンポイントが効いていて、お洒落な雰囲気をしっかり醸し出しているのがグッドですね。

 ひとつ注意点として、小山さんは筐体サイズの関係から水冷CPUクーラーが搭載できない点を挙げていました。そのため、ハイエンド環境での構築には不向きかもしれません。それでも空冷CPUクーラーは高さ164mmまで対応し、ビデオカードも最大長320mmまで搭載可能なため、アッパーミドルレンジ構成なら十分対応できそうです。

 落ち着いたデザインの自作パソコンを組みたいときには、ぜひ候補に入れたいPCケースです!

これが大人デザイン! 落ち着いた黒×木の温もりのPCケース「Cypress 3 Wood」:パソコン工房 大阪日本橋店