
晴雨兼用の折りたたみ日傘シェアリングサービス「アイカサmini」が7月10日、都内の主要駅で本格的に始動した。鉄道業界のイノベーションクラスター「Tokyo Railway Innovation Partnership(TRIP)」による、鉄道インフラとスタートアップの連携を通じて、持続可能で快適な都市生活の実現を目指す。
山手線全駅を含む都内約150ヵ所で合計3000本の折りたたみ傘が設置され、アプリを使って借りられる仕組み。2026年以降、設置拠点数は全国1500か所以上への拡大も掲げている。
「アイカサ」を提供するNature Innovation Groupの丸川照司代表は今回の取り組みについて、「日中の滞在時間が長く、外出が多い場所を中心に、山手線とその隣接駅から150ヵ所を選定し、運営のしやすさも考慮している」と説明した。
発表会には東京都の小池百合子知事も登壇。今夏の厳しい暑さを背景に「都では、今年の夏も『沸とう京』という言葉をキーワードにしています」と説明。「日傘を積極的に活用して少しでもクールダウンをしていただきたい」として活用を呼びかけた。

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