OWC社、「ThunderBlade X12 Thunderbolt 5」を発売。最大96TB・読込6600MB/sの超高速RAID SSD

株式会社アスクは、同社が取り扱うOWC社の新製品「OWC ThunderBlade X12 Thunderbolt 5」を発売した。

OWC ThunderBlade X12 Thunderbolt 5は、Thunderbolt 5（80Gb/s USB-C）に対応した次世代のポータブルRAIDストレージである。最大12基のNVMe M.2 SSDを内蔵でき、最大構成時には96TBの大容量に対応。最大6600MB/秒の読み出し速度と、全容量にわたる持続書き込み速度5990MB/秒を実現し、4K・8K・12Kのマルチカメラ収録やRAWデータ編集、VFX制作など、負荷の高い制作ワークフローにも柔軟に対応する。

撮影現場やスタジオでの映像制作をはじめ、放送局、ポストプロダクション、研究用途など、高速なデータ処理と高い信頼性が求められるプロフェッショナルな現場に最適なソリューションである。

OWC ThunderBlade X12 Thunderbolt 5の概要

OWC ThunderBlade X12 Thunderbolt 5は、映像制作や編集、収録現場の高度なニーズに応えるべく、従来のThunderBladeシリーズから大幅な性能強化を図った次世代モデルだ。

RAID 5による優れた信頼性と、現場での機動力を高めるコンパクトな筐体設計を両立。インターフェースにはThunderbolt 5ポートを2基搭載し、最大5台までのデイジーチェーン接続に対応する。チェーンの末端にはUSB-Cデバイスの接続も可能で、ストレージを中心とした柔軟なシステム構築を実現する。

さらに、熱を効率的に逃がすファンレスのアルミ製シャーシ、動作状況をひと目で確認できるLEDインジケーター、専用のハードシェルキャリングケース、移動時の抜けを防ぐロック式電源端子、滑り止め付きの筐体底面など、プロの制作現場で求められる実用性を追求した設計が随所に施されている。

想定される活用シーン

• 撮影現場でのメディア同時インジェストに：CFexpressやAXS、SDなど、複数メディアを一括で高速取り込み
• ポストプロダクションでの8K・12K編集に：高解像度RAW素材の編集・保存をスムーズに処理
• ライブ配信・中継車での即時収録に：その場での収録と即時転送で、制作フローを高速化
• VFX・360°VRなどマルチカメラ制作に：高負荷な映像ワークフローにも安定した速度と容量を提供
• 医療・研究分野の大容量データ管理に：画像解析・シミュレーションなどの大容量データを安全に保存・運用
• 「3-2-1ルール」に対応したバックアップ構成に：複数コピー・異種メディア・オフサイト保存の原則を実現

製品特長・仕様

インターフェース	Thunderbolt 5（80Gb/s USB-C）×2ポート搭載
最大転送速度	読み出し：最大6600MB/秒 書き込み：持続5990MB/秒（全容量対応）
ストレージ構成	最大12基のNVMe M.2 SSDを内蔵可能 最大構成時：96TB
RAID構成	RAID 0/1/4/5/10（SoftRAID Premium付属、Mac・Windows対応）
デイジーチェーン対応	最大5台のThunderboltデバイス接続可能 末端にUSB-Cデバイスも接続可能
筐体設計	放熱性に優れたファンレスアルミシャーシ 滑り止め付きゴム足装備
ステータス確認	カスタマイズ可能なLEDインジケーター搭載
運用サポート機構	ロック式電源端子を採用 ClingOn（別売）でケーブル固定に対応
付属品	認証取得済みThunderbolt 5対応USB-Cケーブル（0.8m） 専用ハードシェルキャリングケース
製品保証	3年間
提供容量	12TB/24TB/48TB/96TB