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 ロイヤルホストは、6月18日より夏限定の「うなぎメニュー」の提供を開始しました。実は、ロイヤルホストうなぎを店内メニューとして提供するのは今回が初の試みです。

目からウロコ!
うなぎ×洋食メニューがロイヤルホスト

 ロイヤルホストといえば、こだわりのハンバーグやステーキを提供する、品格高い洋食ファミリーレストラン。他のファミレスが夏のシーズンメニューとしてうなぎを展開してきた中でも、洋食へのこだわりから、あえてうなぎを取り扱ってきませんでした。

 そんなロイヤルホストが今回掲げるテーマは、「Good JAPAN 夏のご馳走 鹿児島県うなぎと日本ワイン」。ロイヤルホストを運営するロイヤルホールディングスでは、グループ全体で国産食材を応援する「Good JAPAN」の取り組みを行っており、その一環として、日本の夏を代表する食材「うなぎ」に注目。ついにメニュー化へと踏み切りました。

 注目メニューは「うなぎ&アンガスステーキピラフ仕立て」。鹿児島県産のうなぎ蒲焼に、米国産アンガスステーキを合わせた贅沢なひと皿です。ピラフは、バターライスをベースに、オリジナルの赤ワインソースとケールで仕上げられており、さらに赤ワインソースを後がけ。

 つまり、ばっきばきの洋食仕立て!

 うなぎといえば、和風の甘からい味わいが定番ですが、それとはまったく違うアプローチです。

 赤ワインソースには、日本ワインを代表する“マスカット・ベーリーA”(赤ワイン)を使用。同時に販売されているシャトー・メルシャンの日本ワインを料理にも活用するというイキな心意気です。

 実際に食べてみて、うなぎの蒲焼の香ばしい和の味わいが感じられつつも、ピラフステーキと調和していて思わず唸る完成度でした! ワインが飲みたくなる味わいです。

 洋食でありながら国産食材を採用しており、まさに“和と洋の融合”を体験できちゃう。

ワインがほしくなる「うなぎ」メニューたち

 うなぎメニューは他にも、「洋風うなぎご飯」のセットもメニューも用意。刻んだうなぎ、たまご、ケールをバターライスにのせ、赤ワインソースでまとめた一品で、「黒×黒ハンバーグ」または「帆立のあつあつグリル」との組み合わせが選べます。

 一品料理には、「うなぎとアイオリのカナッペ」や「うなぎとケールのオープンオムレツ」なども登場。期間限定の日本ワイン「山梨甲州」「山梨マスカット・ベーリーA」との相性も抜群。なお、「山梨甲州」「山梨マスカット・ベーリーA」は、炭酸水レモンで割ったスプリッツァーも用意されています。

国産・鹿児島県産にこだわりアリ

 今回使用するうなぎは、国産うなぎ生産量日本一を誇る鹿児島県産。黒潮の影響でシラスウナギが豊富に得られるほか、良質な地下水、温暖な気候など、うなぎの養殖に適した条件がそろっています。

 うなぎを提供するのは、鹿児島県うなぎの養殖・加工を手掛ける「薩摩川内鰻」。今回、初めてロイヤルホストタッグを組みました。同社は業界で初めて、加熱水蒸気による焼き上げ技術を採用した実績があります。加熱水蒸気、つまり、スチームコンベクションのように熱を入れることで、外はパリッと、中はふっくらと焼き上げる技術です。

 「弊社は2014年設立で、業界では比較的振興です。だからこそ、新しい技術を積極的に導入しています」と薩摩川内販売部の倉田係長。

 なお、ロイヤルグループの「天丼てんや」でも、今シーズンは同様に薩摩川内鰻のうなぎを使った天ぷらを提供中(関連記事)。グループ全体で国産うなぎの魅力を発信しています。

 洋食を貫いてきたロイヤルホストが、あえて挑戦した“うなぎ”の新境地。赤ワインソースを使用した繊細な味わいは、厨房で調理スタッフが仕上げるロイヤルホストだからこそ実現しました。定番の鰻重とはまた違った味わいが楽しめるのも魅力のひとつ。

 お値段は少々お高めですが、国産うなぎを使った贅沢メニューだけに、土用の丑の日の選択肢として挙がりそうですね。個人的には、ロイヤルホストうなぎはお酒と(ワインと!)一緒にディナーとして楽しめるので、スペシャルな日に利用できるのではないかと。

 販売期間は9月上旬までです。

※記事中の価格は税込み

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