
夏の定番アイテム「携帯用扇風機(ハンディファン)」の取扱いには注意が必要だ。
NITEの実験映像では、首から下げた携帯用扇風機が突然、激しい音を立てて爆発。見るも無惨な形となってしまった。
例えば、カバンから取り出そうとして地面に落としたり、強い衝撃が加わることで、内蔵のリチウムイオン電池が変形して内部でショートを起こすことが原因とみられている。
では、役目を終えた携帯型扇風機はどうやって捨てるのが正解なのか。
街の人に話を聞くと「捨てたことないかも…。プラスチック?燃えない部分はあるんだとしたら…。燃えないゴミ?」「これはモバイルバッテリーだからね。ヤバそうだよ。粗大ゴミ」「全部プラスチック製だったら資源ゴミ。燃えないゴミじゃないと思います」「電池取り外さなかったらゴミには出せないと思う。粗大ゴミみたいな」「えーどう捨てる?電池…プラスチック?会社の置いて良さそうなところに…。誰か捨てるかなみたいな」と明確に答えられない人が多数だった
ゴミ清掃芸人・マシンガンズの滝沢秀一は「周りがプラスチックだからプラスチックの資源ゴミで出したらいいだろうみたいなことで、結構、携帯扇風機が(資源ゴミに)入っている。ただ、プラスチック資源は、もともと石油だったりするので、ちょっと圧迫して火がつくと一気に燃え広がったりする。本当に清掃員が危ないので、そこら辺は注意を払って、(資源ゴミとは)違うんだなという認識を持っていただけたらと思う」と説明した。
では、どうしたらいいのか。滝沢は「一番最初に優先されるのは量販店。回収ボックスがある。一つ注意点があるのは、膨らんだバッテリーは入れないでくれと言っている。回収した後に、運ぶ時に発火したら困るということで、今はその(膨らんだバッテリーの)回収方法がない。回収できるシステムを作りたいなといろいろなところで活動しているが、法律の問題とかいろいろあってなかなか難しい。例えば消防署は火を扱うプロなので、そういうところで集めていただけたらなと。僕は今そういうことでいろいろ動いている」と語った。
「各家庭で、例えば煎餅の箱や使い古したフライパンに入れてベランダに出してくれという自治体が多い。いざ燃えても大丈夫と。中で酸素を使い切れば燃えなくなるので、そういったことで対処してくれと。燃えることを前提に考えている。やはり各家庭だと不安なところがあったりするので、何とか回収できるシステムができたらいいなと思う」(滝沢)
(『ABEMA的ニュースショー』より)

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