
参議院選挙について、SNSのX上でどのようなワードに関心が集まっているか、ANNがすべての投稿を対象に調査を行った。
調査結果からは、公示日から日を追うごとに「外国人問題」が急増しているのがわかる。
この結果について、テロや紛争解決のスペシャリスト「アクセプト・インターナショナル」の永井陽右氏は「危機感や、おっかない気持ち」を持っているという。
「未納やいろいろな違反は外国人関係なく全員にとって問題で、正されるべきだが、(Xでの議論は)ファクトから離れて、感情を煽るものとして使われている節がすごく多いのではないか。特に、外国人や宗教の問題は、古今東西、日本や海外関係なく、感情を煽りやすいので扇動的に使われる。今回の選挙を見ていると危機感を感じる」(「アクセプト・インターナショナル」 永井陽右氏、以下同)
また、“日本人ファースト”や“自国ファースト”の流れが、世界の潮流、そして日本にまで流れていることに関しては、以下の考えを示した。
「ヨーロッパやアメリカの状況を見ていると、こうした考えに共感を覚える人の気持ちは正直わからなくはない。一方で、すべての国が自国ファーストとして考え、国や社会を回すと、まず間違いなく地球が滅ぶのもファクトだと思う。だからこそ多国間主義で、『みんなで協調してやっていきましょう』とやっていかないと、地球自体がもたないというのもまた事実。究極的には、私たち国民一人一人、地球市民一人一人がどういう未来を目指していきたいか、どういう方向に向かっていきたいかを考えていくことが大事ではないかと思う」
(『ABEMAヒルズ』より)
調査方法 Meltwaterによる分析
調査期間 7月3日から15日まで
調査対象 公開されている全アカウントの投稿(リポスト、引用ポスト、返信も含む)
ANNが設定した参院選の主な政策に関連するワード

コメント