リクルート7月16日、「じゃらん 全国道の駅グランプリ2025」を発表した。調査は2025年4月3日4月11日47都道府県在住の20代~50代男女4,219人を対象にインターネットで行われた。
じゃらん 全国道の駅グランプリ2025

2025年2月28日時点で登録されている全国の全ての道の駅(1,230/未開業含む)の中から、2025年度の「満足度の高い道の駅」を選出するアンケート調査が実施された。

その結果、全国No.1に輝いたのは群馬「道の駅 川場田園プラザ」で、昨年2位から見事首位に返り咲く結果となった。同施設は、武尊山の麓に広がる広大な敷地に四季折々の美しい景色が広がり、自然と食、アクティビティが充実した"一日遊べる道の駅"として注目を集めている。地場産の「雪ほたか米」や新鮮な野菜・果物に加え、敷地内には乳製品工場やビール工場もあり、ここでしか味わえない特産品が豊富。地元食材を生かした料理を提供する飲食店や、焼きたてパンが人気のベーカリーを目的に訪れる人が多いのも特徴だ。そのほか、アスレチック施設「HANETTA」などもあり、子どもから大人まで楽しめるスポットとなっている。

続く2位は福岡県道の駅 むなかた」が昨年10位から大幅ジャンプアップ。九州エリアで絶大な支持を集める道の駅。玄界灘で水揚げされたばかりの魚介類が漁師直送で毎朝届く鮮魚コーナーは、開店前から行列ができるほど連日多くの人が訪れる。野菜やお米、果物はもちろん、お弁当やお総菜に加工品も充実。中でも宗像産の食材を使った「海鮮丼」や「鯛茶漬け」、ひじきを使ったコロッケなど、地元ならではの味が楽しめる。2024年9月には、花き園芸と工芸雑貨のお店「higoro(ひごろ)」がオープンし、ナチュラルでおしゃれな空間を提案している。

3位は沖縄県道の駅 許田(きょだ)」。1994年にオープンした沖縄県で第1号の道の駅で、利用者の約8割が観光客だそう。沖縄本島北部12市町村の特産品が揃い、全国発送が可能なのも旅行者には嬉しいポイント。「沖縄天ぷら」など沖縄のソウルフードから旬のフルーツまで盛りだくさんで、グルメ目当てに訪れるファンもいるほど魅力がぎゅっと詰まったスポットとして愛されている。また、2階の展望スペースからは名護湾を一望でき、夕暮れ時は特に絶景だという。

4位は岩手県道の駅 遠野 風の丘」だった。民話の里として知られる遠野の玄関口で、風車が目印の道の駅。地元産の銘菓や民芸品、地酒・地ビール、旬の野菜・果物などが揃い、お土産選びにも最適。屋外で気軽に食べられるよう、空気穴が開いたブリキのバケツジンギスカン鍋を組み合わせた名物「バケツジンギスカン」や郷土料理「ひっつみ」、地元産の牛乳を使ったソフトクリームなど、遠野ならではの味覚を楽しめる。

5位は宮城県の「あ・ら・伊達な道の駅」だった。大崎市の中心に位置し、年間300万人以上が訪れる東北屈指の大型道の駅イノシシの加工肉「OSAKI GIBIER(大崎ジビエ)」を販売するほか「五福(こうふく)の伊達ちゃんKitchen」では、定食やラーメン、カレーなどにも地元食材を使用し、大崎市の魅力をふんだんに感じられるメニューが揃っている。地元の特産品をはじめとしたバラエティ豊かなラインアップが定期的に入れ替わっており、訪れるたびに新たな発見に出会うことができる。

○もう一度利用したいランキング

過去3年間に利用した道の駅の中から「もう一度利用したい」施設を選択(3つまで)してもらったところ、満足度ランキング上位の道の駅が、こちらでも上位を席巻する結果となった。1日中遊べるのはもちろん、ご当地ならではのグルメや新商品、旬の食材が豊富で、行くたびに新しい発見がある道の駅がリピートしたくなるようだ。
○今後利用してみたいランキング

「今後利用してみたいランキング」では、オリジナルグルメや特産品が豊富に揃い、その地域ならではの魅力が詰まった道の駅が多数ランクインした。温泉を併設するなど付帯施設が充実している独自性のある道の駅が、今後利用したくなるポイントのようだ。
Yumi's life)

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