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プロダクトデザイン部門を再び受賞

ステランティスは7月11日、『フィアット・グランデパンダ』の卓越した内外装デザインが評価され、国際的に権威ある『レッド・ドット・デザイン賞』のプロダクトデザイン部門を再び受賞したと発表した。

【画像】日本は2026年初春発売予定!フィアット・グランデ・パンダ 全105枚

同賞は、世界43名の著名なデザイン専門家や学識者による審査を経て決定され、授賞式は、ドイツ・エッセンで開催された『デザイナーズ・ナイト』にて行わた。

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レッド・ドット・デザイン賞のプロダクトデザイン部門を受賞したフィアット・グランデ・パンダ。    ステランティス

フィアットのCEOであり、ステランティス・グループのグローバルチーフマーケティングオフィサーを務めるオリヴィエフランソワ氏は、次のようにコメントしている。

「グランデ・パンダでは、シンプルさ、創意工夫、そしてスタイルを融合させることを目指しました。フィアットの進化を体現するこのクルマでレッド・ドット・デザインを受賞できたことは、大きな誇りです。この名誉ある賞は、『責任あるモビリティ』が感動を呼び起こすことができるという証でもあります」

グランデ・パンダは、フィアットが長年にわたりリードしてきたBセグメント市場への力強い再参入を象徴している。1980年代のアイコニックなモデルであるパンダインスパイアされ、トリノにあフィアットのチェントロスティーレ(デザインセンター)で設計された。

ピクセルをモチーフにした『PXL LEDライト』

注目すべき特徴のひとつが、ピクセルをモチーフにした『PXL LEDライト』だ。上部のグリルからヘッドライトにかけて伸びるそのデザインは、レトロなビデオゲームを思い起こさせる一方、トリノにある旧フィアットリンゴット工場のキューブ型窓を彷彿とさせるデザインでもある。

また、自動車業界で初めてリサイクル飲料容器由来のアルミとポリエチレン(polyAl)を、インテリアの青みがかかったセンターコンソールからダッシュボード、フロントとリアのドアパネルに至るまで幅広くに使用。これは1台あたり約140パック分となる。

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ピクセルをモチーフにした『PXL LEDライト』は、レトロなビデオゲームを思い起こさせる。    AUTOCAR

さらに、グランデ・パンダ・ラ・プリマのダッシュボードには、竹を原料としたサステナブル素材『BAMBOX Bamboo Fiber Tex』を採用し、『優れたデザインで企業としての社会的責任の実行をかなえた』とする。

フィアット・デザイン責任者のフランソワ・ルボワン氏は次のように述べている。

「グランデ・パンダにおいて私たちは、愛されてきたアイコンを現代的な視点で再解釈し、感情に訴えるデザインと機能性を融合させることを目指しました。単なるクルマではなく、新しいモビリティへのニーズにフィアットらしく応える象徴をつくりたいと考えました。

イタリアらしく、『楽しさは機能につながる』デザインは見た目だけでなく、創意と感情を呼び起こす考案によって喜びをもたらします。このレッド・ドット・デザインの受賞は、プロジェクトチームの功績を称えるとともに、イタリアンデザインの価値を国際的に再確認させる出来事となりました」

なお、グランデ・パンダ日本国内での発売は、2026年初春を予定している。

レッド・ドット・デザイン賞とは?

レッド・ドット・デザイン賞(Red Dot Award)は、1955年に創設され、世界的に優れたデザインの指標として認知されている賞。プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3部門で構成され、毎年、世界各国から選ばれた専門家による審査が行われる。審査基準には、独創性、美的品質、使いやすさ、環境への配慮などが含まれている。


【日本は2026年初春発売】フィアット・グランデ・パンダがレッド・ドット・デザイン受賞!