保護猫ちゃんたちと暮らしはじめて5年のマイホームの変化を紹介したYouTube動画が話題になり、ねとらぼの記事でも2024年11月に紹介しました。その後の猫ちゃんの様子や最近の印象に残っているエピソードを投稿者さんに聞きました。

【画像】新築から6年後

6年前に建てたマイホーム

 投稿者は保護猫3匹との暮らしを発信しているYouTubeチャンネル「いなちゃーず【3匹の保護猫と夫婦の日常】」さんです。2018年に新築戸建てのマイホームを建てた飼い主さん夫妻は、それから1年後に茶トラ柄の「稲(いな)」ちゃん、そのすぐあとにキジ白柄の「茶実(ちゃみ)」ちゃん、3年後に黒白柄の「杏珠(あんじゅ)」ちゃんをお迎えし、ピカピカだったお家に変化が起きたといいます。

猫ちゃんと暮らすとこうなる

 最初に紹介するのはリビングの様子。落ち着いた色の床には無数の爪跡が刻まれ、猫ちゃんたちがなぐり描きしたようなアート作品のように見えてきます。ダイニングテーブルには筆圧強めの直筆サインが残され、傷や汚れに強い素材だというイスも猫ちゃんにかかれば“なぐり描きアート”と化してしまうみたいです。

 飼い主さんによると「猫との暮らしを始めると、お気に入りの家具は全てパーになります」とのこと。掃除したばかりの階段には猫毛のフェザーシャワーが降り注ぎ、猫ちゃんたちがお外を眺めるときに登る窓際では、開閉レバーがウニのような姿に変貌を遂げています。

 猫ちゃんたちとの暮らしには破壊&掃除が付き物ですが、飼い主さんは「それ以上に毎日楽しく、幸せをたくさんもらえます」「お家についた傷もまた、猫ちゃんとの大切な思い出です」と話してくれました。3匹の猫ちゃんとの暮らしは、YouTubeチャンネル「いなちゃーず【3匹の保護猫と夫婦の日常】」の他、Instagram(@guren.kyou)でも発信しています。

その後、家はどうなった? 飼い主夫妻に聞いた

 編集部では、記事掲載から半年以上が経過した現在の様子を飼い主さん夫妻に聞きました。

―――投稿や記事には大きな反響がありました。反響への感想や印象的なコメントがあれば教えてください

 遠方の家族からも「ねとらぼに(我が家のことが)掲載されているの偶然みて驚いた!」と連絡が来たほど、本当にたくさんの方に記事を見ていただいて大変嬉しく感じております。同じように猫を飼ってらっしゃる方のコメントの中には障子が破かれたり壁に穴が空いたり建具が壊れるなど、もっと悲惨な状態になっているお家がたくさんあって驚きました。それを思えば我が家はまだまだ序の口なのかもしれません(笑)。

―――あれからマイホームにさらなる変化はありましたか?

 畳コーナーの爪研ぎを増やしたり網戸に新しく保護シートを貼ったりと猫対策がさらに増えました。最近では茶実(キジ白猫)が今まで開けることのなかった戸棚も開けてイタズラするのを覚えてしまったり、知らない間に電子ピアノのスイッチをつけて音を鳴らしたりするので現在はその防御策を夫婦で考え中です(苦笑)。

―――猫たちと暮らす中で、最近の印象に残っているエピソードはありますか?

 先日猫部屋のドアの裏側が、たくさんの肉球の足跡で汚れているのを発見して拭き掃除をしたのですが、可愛い足跡が消えてしまうのは少し残念に感じました。

―――これからマイホームで猫と暮らす人に向けてアドバイスがあれば教えてください

 一から新しくマイホームを建てられるのであれば、壁紙や網戸はペット用のものを使うなどお家をできるだけ猫仕様にしておくことをオススメします。それでも猫ちゃんとの暮らしは想定外やまさかな出来事が付き物ですので、ときには猫と飼い主との知恵比べとなることもあるかもしれません。大変なことも多いですが、それも猫の魅力の1つとして楽しみながら猫との暮らしを送っていただけたらと思います。

動画提供:YouTubeチャンネル「いなちゃーず【3匹の保護猫と夫婦の日常】」

【画像】新築から6年後