ベイブレード屈指の最弱ベイとして知られる「トライピオ」。このトライピオをテーマにしたユニークな検証動画がYouTubeに投稿され、記事執筆時点で45万回以上再生されるなど注目を集めています。

【画像】「トライピオ」を魔改造すると……

トライピオの弱さは「変形」にあり?

 動画を投稿したのは「ためにならない!!」というチャンネル。今回取り上げたのは、最弱のベイブレードとして知られる「トライピオ」です。上部パーツがプロペラのような形状になっており、回転させることでダウンフォースを発生させるというギミック付き。しかし実際には、薄く柔らかい大径リングの影響でバランスを崩しやすく、さらに回転の持久力も乏しいのだとか。“最弱ベイ”の称号は伊達ではありません。

 そんなトライピオですが、動画内ではその弱さの原因についても分析されています。「リングが衝突時に変形することで重心位置がズレ、さらに変形によって遠心力が変化してしまうことが弱さにつながっている」という考察です。

 そこで、より柔らかい素材でトライピオを作れば、さらに不安定なベイブレードができるのではないかという仮説を立て、弾力のあるゴムのような素材を使ってトライピオを自作することに。果たしてその結果は……?

 ところが、実際に回してみると、たしかに弱いものの、そこまで劇的な違いは感じられず、やや微妙な結果に。そこで「ならば、もっと柔らかい素材で試してみよう!」と方針を変え、さらなる改良版「ヤワイピオ2号機」が完成します。

 遠心力で外径が変形するほど柔らかいヤワイピオなら、もっと弱くなるはず! と思いきや、こちらも「弱いは弱いけれど、大騒ぎするほどでもない」という、なんとも微妙な結果に。

 どうやら本家トライピオは、その微妙に柔らかい材質と独特な形状が絶妙なバランスで弱さにつながっており、単に素材を柔らかくすればさらに弱くなるという単純な話ではなかったようです。改めて、本家の奥深さを感じる結果となりました。

 この動画にはSNS上で、「バカ笑った」「本家トライピオがいかに最弱か再認識することになった」「トライピオの弱さが芸術すぎる」「まさに弱さの黄金比」といった、本家トライピオの“奇跡的な弱さ”を改めて実感する声が多く寄せられています。

 また、「逆に少し強くなってしまうほどに元が弱すぎるの最高」といった、意外な結果に驚く声や、「普通に良い実験で電流走る」「これは名エンディングだ」と実験自体の面白さを評価する声も見られました。

動画提供:ためにならない!!さん

【画像】「トライピオ」を魔改造すると……