スター・ウォーズ」シリーズの全9エピソードに加え、数々の物語を描くアニメーション作品やオリジナルドラマシリーズが、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて配信中。人類が初めて別の天体に足を踏み入れた“月面着陸の日”である7月20日(日)にあわせて、「スター・ウォーズ」の世界に登場する象徴的な惑星たちと、そこに刻まれた名場面を振り返る。

【写真】炎の中アナキンと、かつての師であるオビ=ワン・ケノービが死闘を繰り広げる

■“すべての始まりの地” 砂漠の惑星・タトゥイーン

シリーズ第1作目「スター・ウォーズ新たなる希望(エピソード4)」は、双子の太陽の軌道を公転する荒涼とした砂漠の惑星タトゥイーンから始まった。ハットのギャングたちに支配される無法の地であるタトゥイーンは、農作業をしながら“冒険への憧れ”を胸に育ったルーク・スカイウォーカーが壮大な冒険に踏み出す地であり、「スター・ウォーズファントム・メナス(エピソード1)」でアナキン・スカイウォーカーが奴隷として過酷な運命を背負い暮らしていた地でもある。

新たなる希望」でルークが「もっと大きな世界があるはずだ」と空を見上げるシーンは、「スター・ウォーズ」の“冒険の原点”として語り継がれる名場面。その後も「マンダロリアン」や「ボバ・フェットThe Book of Boba Fett」など、数々の作品に登場するこの惑星は「スター・ウォーズ」シリーズを象徴する惑星のひとつとなっている。

反乱軍の団結力と不屈の精神が描かれる 雪と氷の惑星・ホス

氷と雪に閉ざされた惑星ホスは、「スター・ウォーズ帝国の逆襲(エピソード5)」で帝国の追跡を逃れ反乱軍が一時的に本部を築いていた逃亡の地。ルークは偵察任務中に猛獣ワンパに襲われて拉致されるが、ハン・ソロが雪原を捜索して救出。ルークを凍死させまいとトーントーンの腹を裂いてルークを中に入れるシーンは、ルークとソロの絆と勇気を象徴する場面だ。

また、ホスの戦いではレイア・オーガナの指揮のもと、帝国の巨大兵器ATATに果敢に挑む反乱軍の姿が描かれた。寒冷地という極限状況でも団結し希望をつなぐ姿は、反乱軍の不屈の精神を体現しており、名場面となっている。

■愛と政治が交錯する美しい惑星 自然豊かな惑星・ナブー

水と緑にあふれた自然豊かな惑星ナブーは、パドメ・アミダラの故郷であり、ジェダイと通商連合の対立が火種となり共和国の政治腐敗と銀河戦争へとつながっていく起点となった地でもある。

スター・ウォーズクローンの攻撃(エピソード2)」では、アナキンとパドメがナブーで身を寄せ合い、後に悲劇を呼ぶ“禁断の恋”がはぐくまれていく。物語のラスト、湖畔に建つ荘厳な別荘で、ふたりは秘密の結婚式を挙げる。この美しくも切ないシーンは、銀河の未来を左右する運命が動き出した瞬間である。

オビワンアナキンの師弟対決の地 火山惑星・ムスタファー

溶岩に包まれた火山惑星ムスタファーは、「スター・ウォーズシスの復讐(エピソード3)」で愛する妻パドメの命を守りたい一心でダークサイドに堕ちてしまったアナキンが、かつての師であるオビ=ワン・ケノービと死闘を繰り広げた運命の地。

「弟だと思っていた!愛していた!」と悲痛に叫ぶオビ=ワンと、「あんたが憎い!」と憎しみをあらわにするアナキン一騎打ち。この壮絶な戦いを経てアナキンは全身に大火傷を負い、シスの暗黒卿ダース・ベイダーへと変貌を遂げる。後にムスタファーダース・ベイダーの城が築かれる“闇の象徴”として、再び物語の裏側で登場する。

■名もなき英雄たちの戦いの地 熱帯惑星・スカリフ

美しい海と島々に囲まれた楽園のような熱帯惑星スカリフは、帝国軍がデス・スターの設計図を保管する最高機密の軍事施設が置かれた要塞だった。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で若き反乱軍工作員ジン・アーソとキャシアン・アンドーは、仲間のドロイド・K-2SOとともにスカリフに潜入し、命懸けの作戦で設計図を転送する。

その結果、反乱軍は新兵器の弱点を見つけることができ、「新たなる希望」のルークによるデス・スター破壊へと繋がった。全員が命を落とすという衝撃的な結末はシリーズの中でも異色だが、「希望は受け継がれる」というテーマを体現する、重要な戦いの地となった。

なお、「アベンジャーズ」シリーズなどMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)過去作もディズニープラスで配信中。

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」ディズニープラスにて見放題独占配信中/ (C)2025 Lucasfilm Ltd.