
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、漫画「おやおやこども。」(コルク)の作者・木下晋也さんの漫画「良眠には周囲の理解とサポートが不可欠」。
本作は”睡眠”をテーマにした16コマ漫画「寝るチャンネル」シリーズの作品のひとつ。毎週火曜日に更新されており、現在は260話以上のエピソードがある。
作者である木下さんが4月1日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2,700件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では木下さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
■睡眠最優先男・山脇健一郎
サラリーマンの山脇健一郎は、良眠のために”夜の9時に寝る”ことを徹底している。とある日の夜、山脇は職場で仕事を終えたところだった。9時に寝るためにはこのまま帰らなければならないが、課長から食事に誘われる…。
作者である木下晋也さんがX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、「なにこの漫画おもしろすぎる」「私もこの環境で生きていきたい」「すごく愛されているんだろうなとおもってじんわりしてしまった」「愛されキャラすぎる」「めちゃくちゃ愛されてる男」「不思議な魅力がある…」などのコメントが寄せられている。
■「山脇さんの穏やかな寝姿を見てほしい」作者・木下晋也さんに作品へのこだわりをインタビュー
――「寝るチャンネル」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「食べる」にまつわるマンガはたくさんあるのに、人間が生きるために同じくらい大切な「寝る」にまつわるマンガが少ないので、開拓できるんじゃないかなと。あと単純に寝るのが好きだからです。(笑)
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
山脇さんの穏やかな寝姿を見てほしいです。毎回同じアングルなのでコピーしても問題ないんですが、なんというかこの1本に心を込める、みたいな感じで毎回書き直すようにしています。龍の絵の最後に瞳を描き入れる、的な。(笑)
――本作の中で特に気に入っているシーンがあれば、理由と共にお教えください。
投稿した中にもある、夜に山脇家の前を通る人たちがみんな静かにするという1本が気に入っています。ほぼセリフなし、主人公の山脇さんもほぼ登場しないという珍しい回で印象に残っています。
――「寝るチャンネル」は現在260話以上続いていますが、長く続けるためのこだわりがあればお教えください。
これといったこだわりはなくて、淡々とやっていたらこんなに続いていたという感じです。マンガに限らず淡々とやり続けるのは結構好きです。(笑)
――今後の展望や目標をお教えください。
今回のようにSNSをうまく使いつつ、よりたくさんの人の読んでもらえればと。それからこの山脇さんが登場する「睡眠最優先男」以外にもいろいろシリーズものがあるので、まとめて読んでもらえるような形にできればと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
ちょっとした隙間の時間に笑えるようなマンガを描いていければと思っています。引き続きよろしくお願いします!

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