2025年2月にデビューしたアイドルグループ「ハルニシオン」。デビューライブと同時に5大都市ツアーを発表し、5月に行われたツアーファイナル東京公演も完売となったほか、世界最大級のアイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL」に異例のデビュー4カ月で出演が決まるなど、ライブアイドル業界で注目を集めている。破竹の勢いで進むハルニシオンがWEBザテレビジョンの取材に応じ、デビュー約半年の振り返りや今後の活動について語ってくれた。

【写真】美女揃いのハルニシオンオフショット公開

■「“春をお届けするようなパフォーマンス”に注目してほしい」

――ハルニシオンはどんなグループですか?

村瀬ゆうな:グループ名の由来となっているのは「ハルジオン」という花で、ハルジオンの花言葉などを中心にグループの雰囲気が作られています。花言葉はたくさんある中でも「追想の愛」を大事にしていて、私たちのこれまでの歩みや、これから活動の過程で大切なものが増えていくと思うんですけど、そんな瞬間をみんなで作ったり、「今までがあるから今がある」を大切にしていこうという想いが込められています。ハルジオンは春に咲く花なので、春をお届けできるような楽曲とパフォーマンスをしています!

――これからハルニシオンを知る人に向けてメンバー全員の自己紹介をお願いします。

村瀬ゆうな:村瀬ゆうなです。担当カラーはピンクです。出身は茨城県です。趣味はイラストを描くことで、芸術鑑賞やゲームも好きです。特技は絵が描けることと、ベースが弾けることです。惹かれるものが多くて、引き出しはたくさんあるので話しに来てくださったら何かしら共通点があると思います。

――特技はベースということですね。ベースの魅力は?

村瀬ゆうな:やっぱり、縁の下の力持ちみたいなところに憧れてます!

福間彩音:島根県出身、水色担当の福間彩音です。趣味は小説を読むことと文章を書くこと、漫画やアニメ、カメラも好きです。先日開催された「TIF学園祭2025」では広報部として、当日の様子をレポートしたりオフショットを撮る活動もさせていただきました。文章を書くのもカメラも好きなので。X(旧Twitter)でも「#あちカメラ」というハッシュタグで、自前のカメラで撮ったメンバーのオフショットを載せています。

馬場彩華:メンバーカラーは黄色で、佐賀県出身の馬場彩華です。好きなことはダンスとお菓子作りです。お菓子はレシピがあれば大体作れるんですけど、今おうちにオーブンがなくて作れないのが悲しいです。お菓子作りって分量をちゃんと量らないといけないんですけど、逆に言えばちゃんと量れば成功するので失敗しないんです。

――ということは…グループでもきっちりしているタイプですか?

馬場彩華:そうでもないんですけれど…(笑)

村瀬ゆうな:さやまる(馬場の愛称)は、やるときはやるタイプですね。

長浜瑠花:宮城県出身、紫色担当長浜瑠花です。趣味は動画鑑賞と、猫が好きなので実家に帰った時によく猫吸いをしています。実家で猫を飼ってるんですけど、最近ショックなことに、自分が猫アレルギーだったことが発覚しました(笑)。動画鑑賞は、元野良猫を保護した方のYouTubeチャンネルで、猫がお散歩している動画とか、ゲーム実況とかをよく見ています。

来海とい:緑色担当の来海といです。千葉県出身です。好きなことは、寝ること!多分、人より脳みそのキャパが狭いので(笑)、いっぱい寝ないと充電ができないタイプかもしれません。ロングスリーパーで、1日12時間くらいは睡眠が必要です。あとは歌うことがすごく好きで、大学生の頃とかも、空きコマで一人カラオケに行ったりしてました。

馬場彩華:といはハルニシオンの“歌うま”です!

芹沢心色:東京都出身赤色担当の芹沢心色です。趣味は、1番の趣味っていうのは正直なくて、いろいろなことに手を出して全部にわかタイプなんですけど(笑)。アニメも見るし音楽も聴くし、いろんなことに挑戦するのはすごく好きです。今は、気になってる靴とかお洋服屋さんに行くことにハマってます。好きになるとそればっかり買っちゃうんです。

■破竹の勢いにメンバーも驚き「ファンの方と同じスピード感で進んでいます」

――デビューライブで5大都市ツアーを発表して、ツアーファイナルも完売御礼。デビュー4か月でTOKYO IDOL FESTIVALの出演も決定してまさに勢いがすごいハルニシオンですが、今はどんなテンションですか?

長浜瑠花:私はもっと行けると思っているんですけれど、そのためにはもっとスキルも磨かないといけないと思っています。今は運営さんが用意してくれているものが完璧なので、ここからは自分の個性をもっと伸ばして、ハルニシオンをもっと大きくしていきたいと思っています。

――デビューしてまだ半年も経ってないですが、すでにツアーも主催ライブも開催しています。デビュー時から変わったこと、進化したことなどありますか?

来海とい:メンバーのライブでの見せ方に個性が出てきました。喜怒哀楽の表現や、強みをお互いがより理解し合えてきたので今も進化中です。

――たくさんのアイドルグループの中で、なぜハルニシオンが注目されていると思いますか?

村瀬ゆうな:みんな同じハルニシオンの楽曲を聞いて集まったメンバーです。それぞれ個々で活動してきましたし、個性もまったく違いますけれど、根っこの部分が一緒だからじゃないかと思います。ハルニシオンとして集まって、違和感なく活動できているのは、「同じ感情」を持ったメンバーだからだと思うんです。その気持ちの強さをライブで感じていただけるんじゃないかと思います。始めたころは「多分そうなんだろう」って思っていたことが今は確信に変わりました。

――デビューライブで発表したツアーを終えてみた感想は?

馬場彩華:まさかこんなに早く各地を回るとは思っていなかったですし、始まったばかりのハルニシオンに会いに来てくれるだろうかと不安はあったんですけれど、公演を重ねるごとにファンの方やメンバーとも一体感を感じることができました。個人的には福岡で活動していたので、福岡にも行けたので、凱旋のような気持ちでうれしかったです。名古屋、大阪、仙台、福岡、ファイナル東京公演まで本当にあっという間でした。

――地方の方にどうやって情報を届けていたんでしょうか?

村瀬ゆうな:勝算は全くなかったと聞いてます(笑)。福岡で活動していたさやまる(馬場)、と仙台出身の瑠花がいたからできたのかもしれません。私達がハルニシオンとして集まったのは12月くらいです。そこから準備して2月にデビューライブとツアー発表というスケジュールでしたから、私達が感じているスピード感はファンの方とほとんど同じです。

――ツアーの面白エピソードはありましたか?

村瀬ゆうな:ツアーと同時にリリースイベントもあって、福岡で屋根のないステージで雨どしゃ振りだったんですよ。ツアー中も雨のことが多くて、ずっと傘が遠征のお友達でした。さやまるが雨女説があります(笑)

馬場彩華:いやいや、うなさん(村瀬)のほうが雨女説!

――大変なことを共有すると絆が深まるっていいますから(笑)

村瀬ゆうな:悪天候の中でライブする経験てあまりできないから、強くなれたよね?

福間彩音:出た!得意のネガポジ変換が!

■メンバーいちおし“好き曲”「gradation」「夜明けを合図にして」は必聴

――ハルニシオンをこれから知る人のために、ぜひおすすめの楽曲を教えてください。

長浜瑠花:私が好きな曲は「gradation」です。「僕らの鼓動が叫んでいくんだ」っていうパートがすごく好きで。青春っぽいなって。疾走感があって好きだなって思っています。

村瀬ゆうな:この「gradation」はツアータイトルにもなった曲で、ツアー中に発表したんです。その疾走感が、ツアーを通して増したなと思っていて。ちょっと早めな曲のドキドキ感だったり、これから始まるぞっていうワクワクした気持ちをギュッと詰めてくれた曲です。私たちを後押ししてくれる追い風みたいな一曲で、この曲でメンバーの結束力も深まりました。MVは一緒に過ごした学校生活みたいな感じで描かれていて、私たち自身も「一緒に過ごしたっけ?」って錯覚するくらい(笑)、青春が詰まっています。

福間彩音:私が好きな曲は「夜明けを合図にして」という楽曲です。この曲は、5大都市ツアーが始まって一番最初の、名古屋公演で初披露した曲なんです。デビュー時の5曲から、初めて新曲として加わった曲でした。これまでのハルニシオンのイメージを覆す、新たな一面が見れる曲で、歌詞も振り付けも、これまでの私たちの中で一番難しくて。歌詞はこれまでは春を届ける明るい感じが多かったんですけど、この曲は春を迎える前の冬のような厳しい時期の感情が描かれていて。「ハルニシオンってこういう表情もできるんだ」っていうのを見せられる曲だと思っています。私自身、苦しかった時期の自分とすごく重なる部分が多くて、ライブをしている時も入り込んじゃうので、ファンの方からも「夜明けのあちゃんは入ってるよね」って言ってもらえたりします。表現の幅を広げてくれた曲だなと思います。

村瀬ゆうな:両極端な2曲を挙げたんですが、私達の一面を表現するいろいろな表情の楽曲があります。まだ映像になっていない楽曲もあるので、ぜひ聴いていただきたいです。

■連載、ラジオ、番組出演、商品プロデュース…メンバーのやりたいこと6連発

――皆さんそれぞれ、今後やってみたいお仕事はありますか?

村瀬ゆうな:おしゃべりしたり考えをアウトプットするのが好きなので、ぼやき(?)みたいなことを長々と書くコラムをやってみたいです(笑)。

福間彩音:私は話すのが得意じゃないのでみんなみたいに上手く言えないんですが…。文章を書くこととカメラが好きなので、いつか自分の撮った写真でフォトブックを作ったり、文章を書くお仕事をしたりしてみたいです。

村瀬ゆうな:あちは、こんな風にあふれる感情がたくさんあるから、それを文章にする才能があると思うから私も読んでみたいです。

馬場彩華: 私は、ラジオのお仕事をしたいです。内容はないんですけど(笑)、喋るのが好きで、聞いてる人が「ふふっ」て笑ってくれるような、楽しい話を提供するのが得意なので、ラジオのお仕事をしてみたいです!

長浜瑠花:犬と猫が大好きすぎるなので、犬カフェ・猫カフェのレポートしたり、動物番組に出演してみたいです。あと、ないと生きていけないくらいカラコンが大好きなので、カラコンのプロデュースをしてみたいです!

来海とい: 私達はパフォーマンスをする上でダンス、歌で表現をしていますが、声での表現にも興味があります。ありがたいことにファンの方に声を誉めていただけることもあるので、いつか声のお仕事をしてみたいと思っています!あとは、アーティストさんのMVにも出演してみたいです!表現の幅を広げられるようなお仕事ができたらいいなと思っています!

芹沢心色:アニメのオープニングやエンディングに自分たちの楽曲が使われることと、みんなで深夜番組、冠番組をやってみたいです!個人だと、モデルさんや演技のお仕事に憧れがあります。あと、アーティストさんのMVに出てみたいです!

■大舞台に立っても「誰のことも置いていかずに、手を取り合って一緒に歩んでいきたい」

――TIF2025出演決定は驚きました。ハルニシオンが注目されていることの証だと思います。TIFへの意気込みをお願いします。

芹沢心色:アイドルは夏が一番キラキラしてるイメージがあって、デビューしてから初めての夏に、大きな舞台のTIFに出演できることが本当に嬉しいです。このチャンスを絶対に逃さずにハルニシオンを知らない方々にも名前を広げられるチャンスだと思うので、そこで私たちの良さを伝えて、9月のワンマンライブに足を運んでいただけるくらい、頑張りたいと思います。

来海とい:TIFに出演させていただけることが決まりとても嬉しいです!とにかくハングリー精神で喰らいついていきたいと思っています。そして「ハルニシオンとなら、とんでもない景色が見れるな。見たいな。」ってそう思って貰えるようなステージをお届けしたいです!ハルニシオンの熱とみなさんの熱が更に夏を加速させるような、そんな時間をみなさんと一緒に過ごしたいです!

長浜瑠花:アイドルの皆さんが目指すTIFにデビュー4カ月で出演させていただけるのは本当に嬉しいです。そこでたくさんの方を惹きつけて、ハルニシオンの魅力を知ってもらえるように頑張って、9月のワンマンではツアーファイナルとはまた違った成長を見せられるように頑張りたいです。

馬場彩華:デビューから4カ月、信じられないくらいのスピード感で進んできて、正直、気持ちが追いつけていない部分もあるんですけど、今すごく楽しくてやりがいを感じているのは事実なので、その気持ちをそのままに、この夏と9月のワンマンに向けて、もっともっと…頑張ります!

福間彩音:この夏でいろんなイベントやライブを通して、メンバーだったりファンの方と過ごしてきてこれからもっと前に突き進んでいきたいっていう気持ちがあります。でも、これまでの自分だったりファンの方だったり、誰のことも置いていかずに、手を取り合って一緒に歩んでいけたらなと思います。

村瀬ゆうな:今私たちに起きていることは当たり前ではないと承知の上で、でも、そこに満足せず「出て当たり前、叶って当たり前」って思われるくらいのグループにならなきゃいけないなと。それが期待に応える最善の方法だと思うので、自分たちのグループに誇りと愛を持って、届けるものに自信を持って、お届けできたらいいなと思います。

――最後に、この夏から秋にかけての意気込みをお願いします。

村瀬ゆうな7月19日(土)にダイバーシティ東京プラザ2Fフェスティバル広場、8月11日(月・祝)にSUPERNOVA KAWASAKIで、無銭ライブを予定していますのでぜひハルニシオンを見に来てほしいです。その後もTIF2025では8月3日(土)の出演や9月21日(日)にSpotify O-WESTでワンマンライブ「ただ、君に咲く」も開催します。次の挑戦が決まっていて、ツアーを経て変化した私達がどこまで誰かの心に届けられるかというターンになると思います。気合いを入れてハルニシオンひとりひとりの良さを伝えていけたらと思います。頑張るぞ~!

一同:お~!

ハルニシオン(写真左から村瀬ゆうな、来海とい、福間彩音、芹沢心色、馬場彩華、長浜瑠花)が、デビュー半年の躍進を語ってくれた/※ザテレビジョン撮影