生まれたばかりの子猫をまさかのシチュエーションで保護。その瞬間を捉えた動画が、Instagramに投稿されました。演出が一切ないリアルな動画は、記事執筆時点で111万再生を超えており、2万7000件以上の“いいね”を集めています。

【画像】まさかの出会い

運転中にまさかの……

 投稿者は「hiro shima」(@hiro_8083)さん。前の車も対向車もいない道を走っていたところ、思わぬ事態となりました。

 順調に車を走らせていたhiroさんでしたが、なんと突然、道路の左脇から子猫が出現。トコトコと道路の真ん中まで歩み出てしまいます。その存在に気付いたhiroさんは「あーーーうそでしょ、うそでしょ」と絶叫し、慌てて停車。対する子猫は逃げるどころか、さらにhiroさんに近づいてきたのです。

 全く警戒することなく歩み寄ってきた子猫を「分かった、分かった」となだめつつhiroさんはすぐに母猫がいないか周囲を調査。その後、道路脇の土手を下った先にある墓地で母親らしき猫を発見しますが、しばらく見守ってみたものの、子猫を連れ帰る気配は一切ありません。

 ここでhiroさんは、子猫が道路の左脇から出てきたことを思い出します。墓地があるのは道路の右脇。猫風邪の影響か、子猫の両目は目やにでほぼふさがっていたことや、墓地からしばらく離れた場所にいたことを考えると、親猫に放棄された可能性が考えられます。

 hiroさんの家には、先住猫3匹と保護猫1匹、その保護猫が後に生んだ子ども5匹とすでにたくさんの猫が暮らしています。これ以上猫を迎える余裕はないのが正直なところですが……、このときは空いていたもののこの道路は車の往来がそれなりにあり、しかも上空では赤ちゃん猫を狙うかのようにトンビがずっと旋回中。子猫にとっては非常に危険な状態でした。

 hiroさんは考えた末、「野の者に手を掛けるならみとるまで」の方針に従って子猫の保護を決意。思わぬ形で出会った子猫の名前は「まぎ」ちゃんとなりました。すぐに動物病院へと連れていき、現在は猫風邪も治って目もすっかりきれいになりました。

 保護当日は、9匹の猫をワンオペでお世話していたこともあり里親に出すことを考えていたそうですが、その後hiroさんが終生面倒をみると決心したとのこと。まぎちゃんは、hiroさんのもとで元気に過ごしています。

 コメント欄には、「うわわ! 危ないのに、車に駆けよって来る」「ネコ神に託されましたね」「うちのねこちゃんと同じパターン」「わしも同じような出来事に遭遇して2匹保護した」「優しさに涙が出ました」「見事NNNに発見されてしまいましたね」「これは、運命というか、必然というか、戦略というか、当たり屋というか…」「まさに運命の出会い」「えー! 駆け寄ってきてる」などの声や、似たようなシチュエーションで猫を保護した体験談が寄せられています。

 hiroさんはInstagramの他、YouTubeチャンネル「ぽんねる」も運営中。まぎちゃんを保護した際のインスタLIVE前後編をはじめ、アーカイブ動画を多数公開しています。

動画提供:hiro shima(@hiro_8083)さん

【画像】まさかの出会い