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足回りは専用チューン 欧州にも投入

スバルは、同社3台目のEVとなる新型SUV『アンチャーテッド(Uncharted)』を米国で発表した。高出力のモーターとスバル車ならではのオフロード性能、使い勝手の良さを特徴としている。

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戦略的パートナーであるトヨタの新型C-HR+をベースに開発され、2026年に米国や欧州で発売される予定だ。フォード・カプリやキアEV6などと競合することになるだろう。

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米国で発表された新型スバル・アンチャーテッド    AUTOCAR

既存のクロストレックと比較すると、新型アンチャーテッドは全長が35mm増、全幅70mm増、全高25mm増となっている。ホイールベースはクロストレックより80mm長く、ソルテラより約100mm短く設定され、ラインナップにおけるコンパクトモデルと位置付けられる。

シルエットはC-HR+と同一だが、オフロード性能を強化するため、最低地上高を210mmに上げ、厚みのあるブラックのボディクラッディングとルーフレールを採用している。

フロントグリルは閉じられ、新しい6エレメントのLEDデイタイムランニングライトが配置されている。アンチャーテッドの「タフでコンパクトなキャラクター」に合わせ、ブラックのバッジが装着される。

基本構造としてe-スバル・グローバル・プラットフォームを採用し、前輪駆動と四輪駆動が用意されているほか、2種類のバッテリーから選択可能だ。

これはC-HR+と同様の構成だが、スバルはアンチャーテッド独自のサスペンションとステアリングのセッティングを採用し、「意のままに操ることができる走りを実現」したとしている。また、フォレスターと同じオフロード走行モードも搭載されている。

エントリーモデルは、最高出力167psのフロントモーターと57.7kWhのバッテリーを搭載し、最大約440kmの航続距離を実現した。

大容量の77kWhバッテリーを搭載したモデルは、前輪駆動と四輪駆動から選択可能だ。シングルモーターの前輪駆動モデルは最高出力224psを発生し、1回の充電で最大約580kmの航続距離を実現。一方、ツインモーターモデルは合計出力343ps、0-100km/h加速5.0秒、最大1500kgの牽引能力を誇り、航続距離は最大約470kmとされる。

全車、最大150kWの急速充電に対応し、10~80%の充電を約30分で完了する。

インテリアはC-HR+から継承され、四角いステアリングホイールに多数のボタンが配置されている。7.0インチのドライバーディスプレイと、14インチのインフォテインメント・タッチスクリーンに加え、センターコンソールには大型の物理スイッチとコントロールパネルが備わっている。

価格は未発表だが、欧州向けのモデルは4万ポンド以下(約800万円)の価格帯で発売される見込みだ。

スバルはアンチャーテッドと同時に、欧州向けの新型EV『Eアウトバック』も発表している。米国向けのトレイルシーカーから名称を変更したもので、アンチャーテッドに続いて2026年内に発売される予定だ。


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