えっ、なんでこんな金額に……30分200円じゃなかったの!? 夏のレジャーで気を付けたい駐車場トラブルあるある

この記事をまとめると

■レジャーシーズンに気をつけたい駐車にまつわるトラブルとその対処法を紹介

■駐車料金や割引条件はよく確認、駐車券の管理や当て逃げリスク回避も重要ポイント

■高さ制限や精算方法など出庫時を想定した準備も忘れずに

駐車場に関してのトラブルは数多い

 いよいよ夏の行楽シーズン本番です。クルマでの旅行やレジャーを計画している人も多いと思いますが、クルマで出かけたら必ずといっていいほどお世話になるのが、駐車場ですね。

 最近は事前にネット検索で出かけた先の駐車場を調べることができたり、予約ができるサービスも充実していますが、なかには検索した情報が古くて、行ってみたらすでにその駐車場はビルに建て替わっていた! 閉鎖されていた! なんてこともあります。そのほかにもさまざまなトラブルが起こっていますので、その対策も含めてピックアップしてみました。

未然に避けたい駐車場に関するトラブル

 まずは、よく見て停めないと大変な金額になることもある、駐車料金。とくに、時間貸しとなるコインパーキングや、買い物などをすると割引サービスがある駐車場の料金は何度も何度も確認することをオススメします。というのも、たとえば大きな文字で200円/30分と書いてある看板を見て安心して停めたはずが、実はその料金は「休日のみ」と小さな小さな文字で書いてあったり、車室番号1・3番のみ、と限定されていたり、なかには曜日や日にちで大幅に料金が変わる場合もあるのです。

 最大料金が設定されているところでも、本当にそれが今適用されるのか、しっかり確認しましょう。また割引サービスも、曜日や時間帯によって割引額や時間が変わるところもありますし、自分が利用したい店舗やサービスが割引対象外となっている可能性もあります。こちらも事前によく確認することをオススメします。

未然に避けたい駐車場に関するトラブル

 最近はナンバープレートを読み取るタイプの駐車場も増えていますが、駐車券(チケット)が発見されるタイプの駐車場もまだまだ多いです。その受け取った駐車券、どうしていますか? 一般的にはサンバイザーの裏側にチケットホルダーがあり、そこに保管してクルマを離れることが多いと思います。でもいまの時代は、車両盗難が相次いでいますので、少しでも盗難のリスクを下げるためにも、駐車券は貴重品と一緒に保管して常にもち歩くことが大事です。

 もし、どうしても車内に置いておく必要があるならば、センターコンソールボックスのなかなど外からは見えにくく、他人が探しにくい場所を決めておくといいでしょう。助手席のフロアマットの下に入れておくという人や、あえてラゲッジのアンダーボックスのなかに入れておくという用心深い人もいます。また、万が一紛失した時のために写真を撮っておくと、入庫した日時や管理番号などがわかるので対処しやすくなるでしょう。

未然に避けたい駐車場に関するトラブル

駐車でクルマに傷がつくリスクもある

 次に、駐車場でぶつけられた、ドアパンチされた、といった「当て逃げ」のトラブルも起こりがち。そうしたリスクを少しでも下げるために、オセロじゃないですが「駐車場では角をとれ」とよくいわれます。とくに駐車場のいちばん奥の角は入れにくいことが多く、もし車庫入れテクニックに自信があるなら入れておくといいでしょう。

 角ではないとしても、隣の車室の出入りがなるべく少なそうなところを選ぶと、ぶつけられるリスクは下げられます。ホテルなど長時間駐車が前提の駐車場では、軽自動車など小さなクルマの隣や、スライドドア車の隣はドアパンチのリスクが低いかもしれません。ドアの大きな2ドアクーペの隣はややリスクが高いと考えられますので、可能なら避けるほうがベターです。

未然に避けたい駐車場に関するトラブル

 続いて、ミニバンやSUVなどルーフが高いクルマに乗っているなら、駐車場の高さ制限にも気をつけましょう。立体駐車場や地下駐車場ではとくに、たとえば入り口には高さ2.1mまでと書いてあったとしても、なかの一部の車室では1.75mまでとなっていたり、確認せずに停めるとルーフをぶつけてしまうかもしれません。また、車室の床に「軽」や「小型」などと書いてあるところには、それに合ったクルマを停めることも大事です。

 さらに、駐車場ではあまり見かけませんが、臨時駐車場などで坂になっている場所に停める際には、AT(CVT)車はシフトレバーを「P」に入れてパーキングブレーキを確実にかけておきます。MT車の場合はフロントが坂の上り方向に向いているならシフトレバーを「1」に、下り方向を向いているなら「R」に入れたまま駐車します。もし傾斜が急なところなら、その上で輪止めをしておきましょう。

未然に避けたい駐車場に関するトラブル

 最後に、精算のときに起こりがちなトラブルとしては、現金なのかキャッシュレスなのか、あるいはどちらも使えるのか、駐車した時に確認しておかないといざ精算の時になって困ってしまうこともあります。いまは新札が出てからまもないので、新札が使えない精算機がまだあるかもしれません。ナンバープレートの数字を入力して精算する駐車場では、自分のクルマのナンバーを正確に覚えておきましょう。

 とくにレンタカーカーシェアを利用する際は、キーに書いてあることもありますが、スマホで写真を撮っておくのもいいですね。また、事前精算機を利用すると出口でスムースにバーが開くので便利ですが、精算してから3分以内に出庫すること、といった時間制限があるので確認しておきましょう。

 ということで、出かけた先で起こりがちな駐車場のトラブルや注意点をしっかりケアして、快適なドライブを楽しんでくださいね。

未然に避けたい駐車場に関するトラブル

未然に避けたい駐車場に関するトラブル

えっ、なんでこんな金額に……30分200円じゃなかったの!? 夏のレジャーで気を付けたい駐車場トラブルあるある