金杉憲治大使

 中国でスパイ活動を行ったとして、懲役3年6カ月の実刑判決を受けたアステラス製薬の60代の男性社員が、現時点では「上訴しない方針」であることがわかりました。

【映像】「上訴しない方針」中国“スパイ行為”で実刑判決の男性

 16日に判決を受けた男性の上訴期限は、7月28日までですが、日中関係筋によりますと、現時点で男性は「上訴しない方針」だということです。

 日本大使館によりますと、16日の判決直後に中国駐在の金杉憲治大使と面会した際には、上訴について「弁護士と相談する」と答えていました。

 男性の具体的な「スパイ行為」の内容や、裁判での罪状認否については明らかにされておらず、上訴しない理由についても不明です。(ANNニュース)

「上訴しない方針」中国“スパイ行為”で実刑判決の男性