
快適性と安全性をアップデート
日産自動車はキャブオーバータイプのワンボックスモデル『キャラバン』の仕様を向上させて8月25日より発売する。
【画像】仕様向上した改良新型日産キャラバンと各種特装車 全28枚
『キャラバン』は広い荷室空間や先進安全技術で人気を集めており、今回の改良では各種法規への適合の上、クラス初となる『インテリジェント・クルーズコントロール』をガソリン車(バンEX、バンプレミアムGX、バングランドプレミアムGX、ワゴンGXに標準設定)に採用し、長距離走行時の快適性を向上させた。
また、ドライバーの運転をサポートする『先行車発進お知らせ機能』や、車線変更をサポートする『コンフォートフラッシャー』、ドライバーの安心感を高める『タイヤ空気圧警報システム』なども新たに採用した。
また、快適で疲労感が少ないことから従来より好評の『スパイナルサポート機能付きシート』(運転席・助手席)に、より振動吸収性に優れた低反発クッション材を採用したほか、ディーラーオプションとしてナビやアラウンドビューモニターの視認性を向上させる大型画面の『9インチナビ』を装着できるナビフィニッシャーを用意した。
アウトドアイメージのカスタムベース車を設定
今回、キャンパーや車中泊仕様などのカスタマイズを楽しむユーザーのためのグレード『プレミアムGXアウトドア・ブラック・エディション』が新たに設定された。
これはプレミアムGXをベースに、フロントグリル、バンパー、ドアミラー、フィニッシャーなどの各パーツをブラックアウトして、引き締まったデザインを実現し、特別塗装色を採用することで個性を際立たせた。
キャラバン『プレミアムGXアウトドア・ブラック・エディション』の価格は、335万6100円(ガソリン車・2WD)から442万6400円(ディーゼル車・4WD)となり、特別塗装代5万5000円とスクラッチシールド1万円を含む。
カスタムモデル『オーテックライン』を新設定
今回のキャラバンの一部改良と共に、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社が架装する新たなカスタムカー『オーテックライン』が新たに設定された。
キャラバン『オーテックライン』は、スタイリッシュなエクステリアと実用性の高いインテリアを備え、仕事でもプライベートでも活躍する、従来のオーテックシリーズとは異なるカスタムカーとして登場した。
バンの上級グレード『プレミアムGX』をベースに、専用装備として15インチアルミホイールや存在感あるルーフスポイラー(オプション)などを採用した、スタイリッシュな仕立てとなっている。インテリアには雨の日の作業やレジャーの際の汚れを気にせず使用できる、専用の防水シートを採用した。
さらに『グランドプレミアムGX』をベースに、プライベートユースのユーザーも満足の仕様を内外装に施した『オーテックライン・プラス』もラインナップした。
その他に、ブラックカラーのフロントグリルやバンパー、ドアミラー、フィニッシャーなどのエクステリアパーツを備えた『ブラックパッケージ』も選択が可能となっている。
『オーテックライン』はさりげない個性やこだわりをクルマに求めるユーザー層に向け、車種ごとに最適化した特別なカスタマイズを施したシリーズとして、今後、様々な車種へと展開を予定しているという。
キャラバン『オーテックライン』の価格は、344万9600円(ガソリン車・2WD)から451万1990円(ディーゼル車・4WD)、『オーテックライン・プラス』は361万7900円(ガソリン車・2WD)から468万8200円(ディーゼル車・4WD)となる。
各種特装車も仕様向上を実施
また、ベースモデルのキャラバンの仕様向上に合わせ、カスタムカー『オーテック』、車中泊仕様車『ライフケアビークル(LV)』シリーズおよび『ワークユースビークル』シリーズを仕様向上させた。いずれも、日産の販売会社を通じて8月25日より発売される。
車中泊仕様車においては、ベース車として新グレードの『プレミアムGXアウトドア・ブラック・エディション』を追加したほか、耐久性、撥水性に優れた『コーデュラ製ベッド生地』を選択可能とした。
さらに『ワークユースビークル』シリーズに、バックドアがより高い位置まで開く『高開度バックドア』仕様を追加設定し、積み降ろし作業がよりスムーズに行えるようになった。

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