＜大相撲七月場所＞◇七日目◇19日◇愛知・名古屋 IGアリーナ
新入幕の前頭十四枚目・藤ノ川（伊勢ノ海）がここまで無敗だった前頭十六枚目・御嶽海（出羽海）を突き落としで破った。そんな中で、解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏が白星をあげた藤ノ川の立ち合いについて、「正直言ってちょっと下手くそ」と愛ある強烈な“ダメ出し”をする一幕があった。
新入幕で若碇から改名した20歳の藤ノ川。四日目の取組では左まぶたを切ってしまい、出血する姿があったが、七日目を迎えて4勝2敗と好調を維持している。一方の御嶽海は6連勝と単独首位を走っていた。
そんな藤ノ川と御嶽海の取組では、藤ノ川が立ち合い右に変化。御嶽海はついていけずバランスを崩し、藤ノ川は突き落としで勝負を決めた。
この取組を受け、花田氏は「（藤ノ川は）右に変化しましたけど、ちょっと上手くないですかね。変わり方がね。優しい言葉を探したんですけど、ちょっと下手くそ」と指摘した。
その上で花田氏は「藤ノ川、（変化を）やるんだったらもっと思いっきり！ 躊躇しないで。終わった後のことを考えないで」と愛あるアドバイスを送る。さらに花田氏が「変化すると考えちゃうんですよ。色々言われないかなとか、お客様の野次こないかなとか気にするんですけど、考えないで思いっきりいかなきゃ」と続けると、実況の清野茂樹アナウンサーは「やると決めたら思いっきりってことですね」と返していた。
（ABEMA/大相撲チャンネル）
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