蓮舫氏

 参議院議員選挙が20日、投開票が行われた。立憲民主党は、代表代行を務めたこともある蓮舫氏が比例区で当選。国政に復帰することになった。インタビューに応じた蓮舫氏は、2024年の都知事選の落選後にSNSで「国政には戻らない」という趣旨のコメントをしていたが、今回の再選で「面白い国会質疑をもう1回やらせていただきます。それは期待していただければ」と述べた。

【映像】「国会で面白い質問をする」と微笑む蓮舫氏

 自民党公明党の連立与党の過半数割れが濃厚となる中、立憲民主党は野党第一党ながら伸び悩んでいる。蓮舫氏は「私は候補者の1人。そういう評価をする立場ではないが、国民の皆様方の声というのは真摯に受け止めなければいけない」と述べた。

 都知事選で敗れた後、1年間は表舞台から姿を消すような格好になったが「すごく勉強させていただいた1年だった。多方面に渡っていろいろな人にお会いし、勉強会をさせていただき、違うジャンルの人たちとも知り合う機会もあって、すごくためになる時間だった」と語った。

 1年間国政から離れたなかで、「石破内閣、特に高額療養費の自己負担増にすごく憤りを感じた。健康や命に対して政権の姿勢にすごく憤りを感じたのは、私が今回手を挙げる大きなきっかけの1つになった」と立候補の理由を述べた。また今回、選挙区ではなく比例区で出た理由については「私の公認が決まるまでの過程で、選挙区の候補者にもう公認が出ていたから」と説明した。

 都知事選に出た際、SNSでは「もう国政には復帰しない。渡り鳥になってしまう」という趣旨の発信をしていた。今回は「渡り鳥になってもいい」と国政の復帰を目指した。これには「渡り鳥に失礼な発言をした1年前を反省している」と苦笑いして「参議院議員として、しっかりと任務は全うして参ります」とした。

 1年間、国政から離れた経験は大きかったと語る蓮舫氏は「少なくとも蓮舫が国会に戻るということは、面白い国会質疑をもう1回やらせていただく。それは期待していただければ」と笑みを見せた。
(『ABEMA Prime』より)
 

立憲民主党・蓮舫氏が比例区で当選、再び国政に復帰「渡り鳥に失礼な発言をした」「面白い国会質疑に期待して」