【写真・画像】 1枚目

大相撲七月場所>◇中日◇20日◇愛知・名古屋 IGアリーナ

【映像】立ち合い不成立で“清々しい”ほっこり珍事

 元幕内経験のある大ベテラン力士との取組で、立ち合いつっかけてしまった力士が“食い下がるように”懸命の謝罪。反省の気持ちがダダ漏れな“清々しい”振る舞いに「これは全力謝罪」「反省が痛いほどに伝わる」「礼儀正しい」など反響が寄せられるほっこり珍事な一幕があった。

 最高位が前頭十二枚目の大ベテラン、48歳の序二段六十二枚目・芳東(玉ノ井)と27歳の序二段六十五枚目・柏葉(伊勢ノ海)との取組は年齢差21歳の対決。最初の立ち合いつっかけた柏葉の咄嗟の行動が注目を集めた。

 立ち合い、つっかけてしまった柏葉は芳東に対して右手を添えるように「すみません」と即謝罪。その後も芳東の両肩を抱えて謝罪をすると、芳東も右手を挙げ「いいって、気にするなよ」というように対応。それでも柏葉は芳東に顔を近づけて「ホントにすみません」というように丁寧に謝罪を繰り返し、最後は二人が審判に向かって頭を下げ、仕切り線を挟むとそれぞれに向かって頭を下げた。

 立ち合い不成立は度々見られる光景で、その際の謝罪の形は様々だが、ここまでの丁寧な謝罪は異例ともいえる。そんな柏葉の“清々しい”振る舞いに「これは全力謝罪」「反省が痛いほどに伝わる」「礼儀正しい」といった好意的な声が寄せられた。

 二度目の立ち合いは成立。柏葉を土俵際まで押し込んだ芳東だったが、最後は右からの下手投げに不覚。3敗目を喫した。一方の柏葉は2勝目を挙げた。

 なお、投げを打たれた芳東はすぐには立ち上がれず。その右足、左腕、背中にはテーピングが施されており、そんな満身創痍のベテラン芳東の様子に柏葉が反応。近くに駆け寄り声をかけると、ファンからも「痛々しい」「無理しないで」といった心配の声も。芳東は現役力士としては1996年春場所の序ノ口デビュー以来、玉鷲に次ぐ1382試合(中日終了時点)の連続出場を継続しており「連続出場へのこだわりも」「続けることに意味がある」といった激励の声も聞かれた。(ABEMA/大相撲チャンネル)

「これは全力謝罪」立ち合い不成立で“清々しい”珍事 つっかけた力士が…「本当にすみません!」反省ダダ漏れな振る舞いに反響