豪快スラムダンクを叩き込む吉井裕鷹

SoftBank CUP 2025】日本代表 69-63 デンマーク代表(7月20日LaLa arena TOKYO-BAY)

【映像】吉井裕鷹が豪快スラムダンク→ベンチもお祭り騒ぎ

 若きアカツキジャパン(バスケットボール日本代表)を牽引する経験豊富なスモールフォワードが、NBA級の豪快な“ポスタライダンク”を叩き込んだ。211cmの相手の上から叩き込んだ一撃に、ベンチの選手たちやアリーナのブースターたちはお祭り騒ぎとなった。

 アカツキジャパン7月20日SoftBank CUP 2025(国際強化試合)でデンマーク代表と対戦。接戦ながらに前日の試合に勝利したアカツキジャパンが、アジアカップに向けた国内で最後の強化合宿でも69ー63で勝利して2連勝を飾った。

 8月5日に開幕するアジアカップに向けた「トライアウト」と位置付けられた強化試合シリーズのラストゲーム。若手が多い中でチームを引っ張ったのが、2023年ワールドカップや2024年パリ五輪でも活躍した27歳の吉井裕鷹だった。

 中でも圧巻だったのが、65ー57とリードして迎えた第4クォーターの残り2分20秒だ。スリーポイントラインの手前でボールを受けた吉井は、211cmのビッグマン、ユアン・ムンクとマッチアップ。低い姿勢をとった吉井は、額を相手に当ててわずかな隙間を作り、そこから一気にドライブ。ムンクも必死に付いてきたが、吉井はそのまま強引にリングを目指し、最後は相手の上から豪快なワンハンドダンクを叩き込んだ。

 このビッグプレーに、アリーナのブースターたちはこの日一番の大盛り上がり。さらにベンチではジェイコブス晶、ジャンローレンス・ハーパージュニア、山﨑一渉らが立ち上がって感情を爆発させるお祭り騒ぎとなった。

 試合後のインタビューで吉井は、「気づいたら行ってました」と無我夢中で突っ込んだことを告白。さらに、「もっと良いバスケットができるとずっと思っていたんで、もどかしい、悔しいというのがあった」と決して理想的とは言えない試合展開に鬱憤が溜まっていたことも明かした。

 圧巻のダンクシーンはSNS上でも話題に。「吉井選手のポスタライダンクは何度見ても圧巻!」「こんなの惚れてしまう」「吉井やばすぎ!!ナイスダンク!!」「鳥肌立ちましたぁぁー」「魂のブチ切れダンク」「若手のウイングたちにはぜひ見習ってほしい」「何度でも見てられる」「吉井のスラムダンクああ!」「吉井こんなことできるの?w」「これが出来るのはほんまに一握りのプレーヤーやわ」「良い意味で日本人っぽくないダンク」「流川楓を彷彿させるドライブ~ダンク。シビれました」と大絶賛となった。

 なお吉井は、ダンク直後に雄叫びを上げながら感情を爆発させる。すると、この激しいリアクションにテクニカルファウルが取られたが、「叫んでテクニカルもらったのも最高(笑)」「それも吉井」「いやーこれは気持ちが出ちゃうよ」「感情爆発!かっこいいじゃん」とファンは好意的で、本人もインタビューで「気持ちでバスケットをやるタイプなので。まあ、ああいうのは審判に見逃してほしいなとは思いますけど」と笑った。

 この日の吉井は25分50秒のプレータイムで、チーム2位となる15得点をマーク。さらに4リバウンド・3スティールも記録し、チームの勝利に貢献した。アジアカップでも活躍が期待される。

(ABEMA/バスケットボール男子日本代表)
 

「惚れちゃう!」211cm相手に“片手スラムダンク”炸裂!「まるで流川楓」「良い意味で日本人っぽくない」吉井裕鷹が豪快弾→ベンチもお祭り騒ぎ【バスケ男子代表】