
【SoftBank CUP 2025】日本代表 69-63 デンマーク代表(7月20日/LaLa arena TOKYO-BAY)
アカツキジャパン(バスケットボール日本代表)の吉井裕鷹が、迫力満点のドライブを見せた。自陣コートから相手コートまで運ぶ“コースト・トゥ・コースト”でファンを沸かせると、最後は華麗なレイアップシュートを沈めた。ただ、ファウルを取ってもらえず、不満そうな表情も見せている。
アカツキジャパンは7月20日、SoftBank CUP 2025(国際強化試合)でデンマーク代表と対戦。接戦となった前日の試合と同様に、この日も点差が開かない厳しい展開となった。それでも69ー63で逃げ切り、最後の強化試合で2連勝を飾っている。
この日のスターティング5に名を連ねた吉井は、28ー25とリードして迎えた第2クォーターの残り3分8秒、圧巻の推進力から独力でリングを揺らした。
自陣で相手のファンブルを見逃さずボールを奪った吉井は、一気にドリブルを開始。そのままペイントエリアにアタックを狙った。吉井がシュートモーションに入っていたタイミングで、デンマークのリアム・チャーチル・ソレンセンに激しくコンタクトされ、吉井は思わず「あっ!」と大きい声を上げる。ややバランスを崩したが、そのままレイアップシュートを沈めると、アリーナからは歓声が沸き起こった。
相手を引き離す得点を挙げた吉井だが、ゴール直後には両手を上げて不満をアピール。相手のファウルによりアンドワンでフリースローが与えられる“3点プレー”でも不思議はなかっただけに、2点では満足できなかったようだ。
このシーンについてSNSのファンたちは、「吉井のコーストトゥコーストはいいね!」「吉井のドライブ最高だな」「今の吉井のコーストトゥコーストは上手いわ」「1人で取り切るの偉い」とプレーを絶賛。さらに、リプレイ映像で確認するとコンタクト自体はあっただけに、「ファウルだろ」「アンドワンやろ?」「今のファウルないの?」「吉井の不満もわかる。俺もファウルやと思った」「ちょっと厳しい判定」など判定に対する声も見られた。
この日の吉井はチーム3番目となる25分50秒のプレータイムを与えられると、チーム2位となる15得点に加え、4リバウンド・3スティールと躍動。第4クォーターにはこの日一番の盛り上がりとなった豪快なワンハンドダンクを叩き込むなど、若手中心のロスターの中で意地と実力を見せつけた。
(ABEMA/バスケットボール男子日本代表)

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