
【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 3-2 柏レイソル(7月20日/メルカリスタジアム)
両チームにとってターニングポイントとなる得点になるかもしれない。試合終了間際の90+4分に、相手のミスを見逃さなかった鹿島アントラーズ 松村優太が劇的ゴールを記録。シックスポインターでの奇跡にメルスタは歓喜に包まれた。
7月20日に鹿島アントラーズはホームで柏レイソルと対戦。リーグ戦3連敗中の悪い流れを何としても止めたい鹿島だったが、前半を2点のリードで折り返したものの、後半に柏に追いつかれ、2ー2のまま試合はアディショナルタイムに突入した。
90+3分、日本代表で鹿島GK早川友基が蹴ったロングボールに誰も反応することができず。タッチラインを割ったことで柏のスローインでの再開となった。
自陣ゴールライン付近の深い位置で柏の主将である日本代表DF古賀太陽がスロ-インを受けると、GKにパスを下げようとした。しかし、インサイドキックがボールに当たらず、バックパスを狙っていた途中出場の鹿島MF松村がゴール前でカット。最後は冷静にGKをかわしてから左足でゴールに流しこんだ。
何も予兆がなかったところから生まれた決勝点に、解説を務めた林陵平氏は「これだからフットボールはやめられない」とコメント。ABEMAのコメント欄やSNSでも話題を集め、ファンからは「J面白くて草」「凡ミス」「嘘みたい」「いや面白すぎた」「鹿島に奇跡が起きた」「サッカーってこれだからやめらんないよね」「こんなん優勝するチームだよな??」と多くの反響が寄せられた。
試合はこのまま3ー2で終了。鹿島がシックスポインターとなる上位対決で勝利を収めたことで両チームの勝ち点は「44」で並び、勝ち点差で柏を上回った鹿島が順位を暫定2位まで上げた。今節の結果を受けて首位に立ったヴィッセル神戸を勝ち点2差で追随する形になった。

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