
審判たりとも迷わせない!?「世界水泳シンガポール2025」が7月20日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)チームフリー決勝に臨んだ日本代表が334.7232点で銀メダルに輝いた。金メダルは中国代表で4連覇を達成。見る者すべてを魅了するパーフェクトな演技が、解説者をも唖然とさせた。
格の違いをも見せつける、パーフェクトな3分30秒で観客を魅了した。技と難度と出来栄えの要素点で圧倒的な強さを見せた中国は、予選トップで決勝の舞台へ。「引力」をテーマにする構成では、冒頭のアクロバットから観客を魅了した。さらに続いた大技では圧倒的な高さを披露。解説を務めた1988年ソウル五輪銅メダリストの小谷実可子氏は「この高さ!これは中国にしかできません!」と感嘆の声を漏らすほどだった。
また、足技では水面突き出した両足にフォーカス。「脚を上げた時に、足の付け根まで出た状態で動かせるんですね。これがエクスキューション(合計8つの技の合計点)の高い理由です」とその強さの理由を解説していた。

水上だけでなく、水中でも緩むことのない完成度と計算し尽くされたような芸術的な演技は、まさに圧巻。隙のない技の連発に、小谷氏も「ルーティン中のハイブリッドが決まったという(画面上の)緑のマークが他のチームより早く感じませんでしたか!?審判も迷うことなく『ハイOK!、ハイOK!』とボタンを押していたような気がします(笑)」とコメントするほどだった。
中国代表は348.4779点で金メダルを獲得。貫録の大会4連覇を達成してみせた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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