
市原隼人が主演する人気シリーズ「おいしい給食」が、シリーズ5周年と映画最新作の公開を記念して、7月21日に東京・大井町のきゅりあん大ホールで初のファンイベント「おいしい給食」ファンミーティング「全校集会」を開催。市原をはじめキャストと綾部真弥監督がこれに参加し、目玉企画として市原らが芝居を生披露するライブアクト「おいしい給食 ロスト・オブ・アゲパン」が上演された。
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本シリーズは、80年代の中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田と給食マニアの生徒が、どちらが給食を「おいしく食べるか」戦う学園グルメコメディ。19年にドラマがスタートし、23年10月期には「おいしい給食 season3」が放送、24年には劇場版3弾「おいしい給食 Road to イカメシ」が公開された。
シリーズ第4弾「おいしい給食 炎の修学旅行」の舞台となるのは90年の函館。甘利田のライバル粒来ケンは中学3年生となり、修学旅行へ出発する。行き先は青森、岩手。学校から飛び出して食の旅に出るという非日常性と、修学旅行あるあるをふんだに盛り込み、これまでのシリーズとは違った雰囲気の特別編として劇場映画単独での製作が決定した。シリーズ第3弾から続くメンバーに加え、新たにシリーズ1作目で出演していた武田玲奈がカムバックしている。
今回のファンミーティングの目玉企画で、シリーズ初の挑戦となったライブアクト「おいしい給食 ロスト・オブ・アゲパン」は、映画「おいしい給食 炎の修学旅行」をより楽しめる修学旅行前の物語。舞台上はもちろん、会場内を市原扮する甘利田先生が縦横無尽に駆け回り、映画さながらに給食を食するパフォーマンスが繰り広げられ、会場は大盛り上がりとなった。
渾身の演技を終えた市原は、「ファンミーティングができるなんて感無量です。夢を観させていただきありがとうございます。滑稽な姿を見せても笑われても、人生を楽しむことを忘れないでほしいです。この作品の主役は皆さんです! 皆さんの青春はここにあると私は思っています」と語りかけた。また、映画第4弾について問われると「5年も続くとは思わなかった。北海道に行けるなんて奇跡です!学校外のものを食べられるなんて最高じゃないですか」と、喜びを露わにした。また、TVシリーズ及び劇場版すべてを手掛けてきた綾部監督は、「まさかファンミーティングをすることになるとは。当時は夢にも思いませんでした。これも応援してくださる皆さまのおかげです」と感謝の気持ちを伝えた。
この日は会場に来られなかったヒロイン・御園ひとみ役の武田玲奈と、新作で初出演となったスパルタ教師・樺沢輝夫役の片桐仁からはビデオメッセージが届き、「カムバックさせて頂けると聞いて本当に嬉しくて。成長した御園先生の姿を見せることで、ファンの皆さまにも楽しんでいただけるのではないかな」(武田)、「学生当時のことを思い出しましたね。愛情の出し方がそういうやり方しか出来ない先生というのがいましたよね。他にはない映画となっていると思います」(片桐)と話していた。
この他「名作ダイジェスト 甘利田先生と綾部監督と一緒に見よう!」のコーナーでは、過去の名シーンが映し出され、市原は「自分の演技を見直すのは恥ずかしいですね。お赤飯のシーンがありましたが、僕はファンミーティングを開催できた今日をお祝いしたいです。すべてのシーンを全身全霊で撮っていて素敵なチームです」とここでも熱いコメントを残した。
なお、イベントの模様はローチケ LIVE STREAMING(https://l-tike.zaiko.io/e/oishi-kyushoku4-fanmeeting)で7月28日まで配信中。「おいしい給食 炎の修学旅行」は10月24日から全国公開。

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