
【明治安田J1リーグ】ガンバ大阪 2-1 川崎フロンターレ(7月20日/パナソニックスタジアム吹田)
痛恨のミスにファンたちからは大きなため息が漏れた。川崎フロンターレのDF佐々木旭のクリアミスが起点となり失点。イングランド強豪に移籍したDF高井幸大に代わってセンターバックに入った佐々木のプレーには厳しい声と擁護の声が入り乱れた。
川崎Fは20日、明治安田J1リーグ第24節でガンバ大阪と敵地で対戦。イングランドの強豪・トッテナムに移籍した高井に代わって、サイドバックを主戦場としている佐々木がセンターバックに入った。
川崎Fは、9分にFW小林悠のゴールで幸先よく先制。そのまま前半のアディショナルタイムを迎える。すると45+3分に問題のシーンを迎えた。
左サイドのFWマルシーニョがはたいたボールが精度を欠いてMFネタ・ラヴィの下に溢れたところから川崎Fがカウンターを受ける格好となる。右サイドに流れたFW宇佐美貴史のアーリークロスは、FWウェルトンに当たってコースが変わった。佐々木は、逆サイドでフリーになっていたFWデニス・ヒュメットをケアしながらのディフェンスに。すると目の前にボールが溢れたことで、無理な体勢でのクリアを試みた。しかし右足のヒールで触ったボールは、ゴール前に走り込んだMF倉田秋の下へ。最後は倉田に右足で蹴り込まれてゴールネットが揺れた。
このシーンについて解説の橋本英郎氏は「倉田選手が素晴らしかった。宇佐美選手は(ファーサイドの)ヒュメット選手が見えていて、そこに任せるんじゃなくて、アクションを起こした。倉田選手が走るのを諦めず、あとはシュート。いいところに止めて、落ち着いて流し込みました」と倉田のゴールを称えつつ、宇佐美の狙いはファーサイドのヒュメットだったとの見解を語った。
まさかのミスから痛恨の失点となり、ファンたちはSNS上で「あり得ないミスした」「無理にクリアしちゃったもんな」「佐々木旭の中途半端なプレーが原因か」「ちょっと今の守備は厳しいなー」と佐々木に対して厳しい声を上げる。さらに「マルシーニョのエラーから始まってるからな」「佐々木もひどいが、そもそもマルシーニョのところが厳しい」と起点となったマルシーニョのプレーにも満足がいっていないようだ。
一方で「佐々木は疲労もあるだろうな」「できることをやってミスった感じ」「触ってなかったらヒュメットいたしな」「高井が抜けてセンターバックやらされてるんだもん。そりゃきついって」「高井の穴をどう埋めるかだな」「高井が抜けて厳しいな」など擁護の声も多くみられた。
このゴールで同点とされて試合を折り返した川崎Fは、57分にヒュメットにもゴールを許し、逆転負けとなった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)

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