
<大相撲七月場所>◇十日目◇22日◇愛知・名古屋 IGアリーナ
人気の愛され力士の“個性的な髷”が反響を呼んだ。中継画面に貴重なバックショットが映ると「キチンと整ってる」「美しすぎる」と反響が相次いだ。
注目を集めた力士は序ノ口十四枚目・森麗(大嶽)。森麗は38歳のベテランで、その愛くるしいキャラクターから“土俵の妖精”の愛称で一部ファンに親しまれている人気力士だ。先場所では取組前にまさかの転倒をして土がついてしまい、審判の親方が思わず笑顔になるというハプニングもあったが、その後の取組ではしっかりと白星を挙げている。
そんな個性派力士の森麗は“独特すぎる髷”の持ち主。序ノ口十四枚目・琴寺尾(佐渡ヶ嶽)と対戦した十日目の取組で土俵に登場すると、四股を踏む後ろ姿が珍しくカメラに捉えられた。森麗のバックショットに視聴者も騒然、「ちょっww髷」「キチンと整ってる」「美しすぎる」と反響が相次いだ。
その後の取組では立ち合い胸で当たりを受け止めた森麗。頭をつけて果敢に前に出る相手の攻めを必死の形相で耐えると、最後はもつれ合うような押し倒しで見事勝利した。しかし、勝利したものの森麗はすぐには立ち上がれず、膝をついてしばし呼吸を整えてから所定の位置へ。勝ち名乗りを受けた後もフラフラとよろめきながら土俵を降り、満身創痍の様子で花道を下がっていった。森麗は3勝目。敗れた琴寺尾は3敗目を喫した。
直近34場所連続で負け越しが続いている“土俵の妖精”こと森麗。だが懸命に相撲に臨む姿は一部ファンの心を掴み「大嶽部屋のマスコット」「森の妖精」「うららガンバレ」と声援も相次いだ。森麗は今場所、勝ち越しまで残り星一つ。令和元年(2019年)七月場所以来、じつに6年ぶりの“快挙”を成し遂げることはできるだろうか——注目だ。(ABEMA/大相撲チャンネル)

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