アメリカの動物管理局には迷子のペットや野良犬・野良猫だけでなく、野生動物に関する通報も頻繁に寄せられるといいます。

2025年6月、マサチューセッツ州の『ベルチャータウン動物管理局』では、野生動物の保護活動で特に忙しい1日を経験したのだそう。

その日、見つかった2匹の動物はどちらもまだ幼く、それぞれ異なる場所で発見されました。

アライグマの赤ちゃんが見せたポーズが?

1匹は民家の玄関先で見つかったアライグマで、近くに母親の姿は見当たらなかったとのこと。

もう1匹はリス科のウッドチャックで、バッティングセンターのネットに絡まって身動きが取れなくなっていました。

そんな2匹の赤ちゃんを保護した『ベルチャータウン動物管理局』がFacebookに写真を投稿すると、注目が集まりました。

理由は…アライグマのユニークなポーズ!

2匹が見つかった前夜は暴風雨で、アライグマびしょ濡れで怯えていたのだとか。

その家の住人から通報を受けた『ベルチャータウン動物管理局』の職員であるサラさんが現場に駆け付けた時、アライグマは寒そうに縮こまっていたといいます。

サラさんが「怖がらせちゃってごめんね」と優しく声をかけながら近付くと、アライグマが立ち上がり、写真のようなポーズをとったそうです。

この愛らしい立ち姿が話題を呼び、投稿は90回もシェアされ、たくさんのコメントが寄せられました。

・かわいすぎて写真をスマホに保存してしまった。

・本物に見えないよね。ぬいぐるみみたいだ。

・2匹とも無事に保護されてよかったね。

2匹の赤ちゃんたちは『ライデン野生動物リハビリテーションセンター』へ運ばれました。

ウッドチャックはケガこそなかったものの、かなり疲れ切っていたため、2日間の観察を経て、発見された場所に戻されたとのこと。

すっかり有名になったアライグマはバブくんと名付けられ、元気に過ごしているそうです。

バブくんはしばらくこの施設でケアを受けた後、野生に帰される予定です。

生後2か月ほどと推定されるバブくんは、悪天候の影響で母親とはぐれてしまったのかもしれません。

野生に戻ってからも、たくましく生きていってほしいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
Belchertown Animal ControlLeyden Center for Wildlife Rehabilitation
Belchertown Animal Control