田中芳樹さんが描くSF小説『銀河英雄伝説』を舞台化した『銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇』の製作発表記者会見が1月16日に行われ、ヤン・ウェンリー役の河村隆一さん、ジェシカ・エドワーズ役の馬渕英俚可さん、ジャン・ロベール・ラップ役の野久保直樹さん、ムライ役の大澄賢也さん、アレックス・キャゼルヌ役の天宮良さん、オリビエ・ポプラン役の中川晃教さん、ワルター・フォン・シェーンコップ役の松井誠さん、シドニー・シトレ役の西岡徳馬さん、演出の西田大輔さんが出席。各出席者は同記者会見において、舞台への意気込みを語った。

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 『銀河英雄伝説』は数千年後の未来、銀河を舞台に銀河帝国の「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラム自由惑星同盟軍の「不敗の魔術師ヤン・ウェンリーの戦いが描かれたSF小説。多くのキャラクターが登場する群像劇でもあり、原作小説は累計1500万部の大ベストセラーでコミック化、ゲーム化、OVA化もされ、2011年1月には舞台『銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国編』、そして外伝の『 ミッターマイヤーロイエンタール篇』『オーベルシュタイン篇 』を上演している。

 記者会見で主演の河村さんは「ヤンは戦争の天才ではあるのですが、決して戦争が好きではなくて仕方なく戦っているようなところがあります。何が善で何が悪か、見てくださるひとりひとりが自分の信じるものを持って帰ってもらえるような作品になったら嬉しいです。」とコメント。

 ラップの婚約者・ジェシカを演じる馬渕さんは「二人の男性から愛されるという現実では絶対にありえない夢のようなシチュエーションなのでとても楽しみにしています。婚約者のラップを失ってからは反戦運動に立ち上がる意思の強い女性でもあるので、その強さをしっかり表現できたらと思います。」、そしてヤンの親友でありジェシカの婚約者であるラップを演じる野久保さんは「ヤンの親友という大役をいただきました。今自分が持っている力の120%をかならず舞台で出したいと思います。よろしくお願いします。」と、それぞれ役柄の説明と舞台へかける意気込みを語ってくれた。

 舞台の演出を手がける西田さんも「原作の持っている戦争と社会、ヤンを取り巻く群像劇。それらに魅了されどんどん話しに引き込まれていきました。原作自体がとても面白いので、その面白さを舞台ならではの面白さにできるようにしていきたいと思います。」と原作の面白さを活かした舞台作りをしたいという思いをコメントした。

 そのほか、原作の『銀河英雄伝説』の創刊30周年を記念したカフェ『銀河英雄伝説カフェ』が2012年1月21日2月4日3月24日4月4日の期間、ニコニコ本社ビルのある原宿のカフェ『TEA ROOM2525』にオープンすることも明らかにされた。カフェには銀英伝の戦艦フィギュア、旗艦の模型、アニメのポスターやセル画、舞台『銀河英雄伝説』の衣装や舞台装飾などが展示され、原作に因んだオリジナルのメニューも用意されるとのことだ。

 なお肝心の舞台『銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇』東京公演は4月14日~22日の期間「東京国際フォーラム」で、大阪公演は4月28日・29日に「NHK大阪ホール」で上演予定なので、『銀河英雄伝説』のファンのみならず、舞台好きの方はぜひ会場に足を運んでみてほしい。



●舞台『銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇』

【東京公演】
場所:東京国際フォーラム ホールC
日時:2012年4月14日(土)-4月22日(日)※開場は、開演の30分前/未就学児入場不可
チケット代:SS席10,000円/S席9,000円[全席指定・税込]

【大阪公演】
場所:NHK大阪ホール
日時:2012年4月28日(土)・29日(日)※開場は、開演の30分前/未就学児入場不可
チケット代:SS席10,000円/S席9,000円[全席指定・税込]

※詳細は公式サイトを参照。


>>舞台『銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇』オフィシャルサイト

『銀河英雄伝説 第二章 自由惑星同盟篇』製作発表記者会見の出演者。