
日本HPは7月23日、尾崎スクリーンが「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を熱転写サービスに採用したと発表した。
尾崎スクリーンは、1982年創業以来、ユニフォームやTシャツ向けの熱転写シートに特化した企業として名を馳せている。従来、デジタル転写ソリューションは多様な工程が必要で、生産性の向上が課題だった。しかし今回の「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」導入により、工程の自動化が進み、製造時間を約30分に短縮、作業人員を大幅に削減することに成功したという。
また、この印刷機の導入により、フルカラーはもちろん、RGBの7色印刷も可能となり、微細なプリント精度を誇る。これにより、アニメやイラストデザインの色鮮やかな転写シートも忠実に再現でき、インパクトのある商品提供が可能となっている。さらには、「OEKO-TEX STANDARD 100」のクラス1も取得し、安全で環境配慮に優れた製品の提供を実現している。
尾崎スクリーンのIndigoデジタル印刷転写サービスは、現在売上の約20%を占め、ビジネスの成長を支えている。今後、アパレル関連のサービスでさらなる付加価値を提供することを目指していくという。

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