
総合不動産企業リストの連結子会社であるリストデベロップメントはこのほど、ロイヤルマイナーホテルズとホテルマネジメント契約を締結。日本初進出となるラグジュアリーホテルブランド「Anantara(アナンタラ)」を冠した「Anantara Karuizawa Retreat (アナンタラ軽井沢リトリート)」のホテルリゾート計画を発表した。
リストデベロップメントは、上質な住まいと街を企画開発・プロデュースする総合デベロッパーとして、オフィスや別荘、リゾート物件の開発を行っている。今回の計画は同社としては初のホテルリゾートとなる。
ロイヤルマイナーホテルズは、ロイヤルホールディングスとマイナー・ホテルズの子会社MHG International Holdingsの合弁会社で、ホテルの経営・運営を行う。ロイヤルホールディングスは、「ロイヤルホスト」「天丼てんや」「シズラー」「シェーキーズ」など外食事業のほか、「リッチモンドホテル」のホテル事業で知られる。マイナー・ホテルズは、タイ・バンコクを地盤とする東南アジア最大のホテルグループで、「Anantara(アナンタラ)」「Avani(アヴァニ)」「Tivoli(チボリ)」など8つのホテルブランドをはじめ、57か国で560棟以上のホテル、リゾート、レジデンスを運営している。
アナンタラは、マイナー・ホテルズの最上級ラグジュアリーブランドで、25カ国で59軒を展開している。贅沢な空間で地域の魅力を最大限に引き出すよう設計されているという。
アナンタラ軽井沢リトリートは、2030年の開業を予定。
浅間山を望む約10エーカー(約4万m2)の森林に囲まれた地に、スイートルームとヴィラを含む全51室を有する高級リゾートとして誕生する。軽井沢が誇る四季折々の自然とアクセスの良さを活かし、自然と調和した上質な体験を提供するという。
スイート23室(60~120m2予定)および 2~3ベッドルームのヴィラ18棟28室(70~270m2予定)を計画中。
館内には、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バーを含む3つの飲食施設を備える予定。
アナンタラの特徴である「Anantara Spa(アナンタラスパ)」はタイ発祥のスパで、地域に合わせたウェルネス体験を提供するそうだ。温泉を含む、敷地内各所で多彩なウェルネスプログラムを展開する予定。また、プール、フィットネスセンター、ライブラリー、企業イベント等に適した多目的に使用できるファンクションスペースも備える。
(山口晴子)

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