京都サンガF.C.は23日、センターバック(CB)喜多壱也がレアル・ソシエダへと期限付き移籍することを発表。期間は2026年6月30日までの1年間となる。

 将来を嘱望される左利きの大型CBが、スペイン屈指の育成力を誇る『スビエタ』の門を叩いた。2005年9月16日生まれの喜多は現在19歳。京都サンガF.C.のユース出身で、2024年にトップチームに昇格。ここまでクラブ公式戦通算5試合に出場しているほか、U-20日本代表では主力を張り、今年9月に行われるU20ワールドカップの出場権獲得にも貢献した。

 自身初の海外挑戦となる喜多は、京都のクラブ公式サイトにてコメントを残している。

「SP、U-15U-18、トップチームの約11年間、本当にありがとうございました! 京都で生まれ京都で育ち、憧れであった京都サンガF.C.の選手になれたこと、すごく嬉しかったです。そんな京都を離れるのがとても寂しいですが、少しでも思い出してもらえるように、活躍したり、良いニュースを届けられるように頑張ってきます!! でっかくなります! これからも応援よろしくお願いします! ありがとうございました!」

 なお喜多は、複数メディアにて報じられていたように、“サンセ”の愛称で知られるBチームで研鑽を積むことに。かつてはMFマルティン・スビメンディやFWミケル・オヤルサバルといった、現在スペイン代表の主力として活躍する選手もプレーしたカテゴリーであり、アピールに成功すれば、MF久保建英がいるトップチームへの扉が開かれることになる。

【公式発表】喜多壱也のレアル・ソシエダ加入が決定


京都サンガF.C.は23日、CB喜多壱也のレアル・ソシエダ移籍を発表 [写真]=J.LEAGUE via Getty Images