目覚まし時計――社会生活になくてはならない存在。6時に起床しないと学校や会社に遅刻することを本人の気分や体調などお構いなしに「ジリ、ジリ、ジリ」という喧しい音で知らせる。できればもう少し寝ていたいのが偽らざる気持ちだが、そうは言っても学校や会社がある限り起きねばならぬ。なので、少しでも気分よく目覚める方法はないか考えるのがいいだろう。

そのひとつとして、アラーム音に好きな声や音を自由に録音・再生できる目ざまし時計『NR433W』(セイコークロック)を使うという方法もある。友人、恋人、家族といった人たちの声を最大約15秒録音できる。「録音した声をアラーム音にしたいという数多くのお客様からのご要望」があったため実現した製品だそうだ。

なぜそのような要望が多かったのだろうか。セイコークロックさんはこう説明する。
「人の声・言葉には機械的な音とは異なる“ぬくもり”があります。特に家族などの親しい間柄では、声のプレゼントはうれしいものです。人と人との絆を求める今の時代だからこそ、こういった要望が多かったのだと思います」
やはり、人は人によって癒されるということか。

機能だけでなく外観もどことなくほのぼのとしたアナログモデルを採用している。
「小さな子供からシニア世代まで幅広い年代にお使いいただきたいと思い、誰もが親しみのあるアナログ時計を採用しました」
「外観は清潔感のあるホワイト枠に鮮やかなライトグリーンが映えるさわやかなデザインにしました。子供や女性にも持ちやすいサイズ感も特長です」

目覚まし時計以外にも、家族間のコミュニケーションツールとして「ママから子供たちへの伝言メッセージ」「単身赴任の寂しいパパに子供の元気な声を届ける」「遠方に住むおじいちゃんおばあちゃんへお孫さんからの声のプレゼント」といった使い方もあるという。

ほかに、声ではなく心地よいメロディのアラーム音を採用した目覚ましデジタル時計『SQ760W』(セイコークロック)もある。心を落ち着かせる「ブルーラグーン」、気分をリフレッシュさせる「フォレスト」の2種類の同社オリジナルメロディで“朝は心地よいメロディでお目覚め”を実現しようというわけだ。

あなたは人間のやさしい声で起きたい派、それともメロディ派?
(羽石竜示)

アラーム音に好きな声や音を自由に録音・再生できる目ざまし時計『NR433W』(セイコークロック)