バレンシアに所属するスペイン人MFハビ・ゲラが、クラブの契約延長オファーを拒否したようだ。23日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在22歳のハビ・ゲラは、2019年にビジャレアルの下部組織からバレンシアカンテラへ入団。2021年5月にトップチームと3年契約を結び、翌年1月にデビューを飾った。2023-24シーズンからは「8番」を継承しながらプレータイムを増やし、2024-25シーズンは公式戦38試合出場3ゴール3アシストを記録。世代別のスペイン代表としても活躍しており、未来の“ラ・ロハ”を担う大型MFとして注目を集めている。

 そうしたなか『マルカ』は、ハビ・ゲラがバレンシアから提示された契約延長オファーを拒否したと報道。移籍先候補と噂されるマンチェスター・ユナイテッドからの継続的な関心を強調しつつ、水面下で獲得に向けた動きが続いていると主張した。

 また、イギリスメディア『TEAMTALK』によれば、ハビ・ゲラは“赤い悪魔”への加入を望んでおり、すでに口頭合意に達したと指摘。バレンシアが移籍金2700万ユーロ(約47億円)を要求している一方、マンチェスター・ユナイテッドが2500万ユーロ(約43億円)のオファーを提示済みであることから、クラブ間での合意にも近づいていると報じた。

 なお、マンチェスター・ユナイテッドデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの退団に加えて、ブラジル代表MFカゼミーロとの現行契約が残り1年を切ったことから、中盤の補強が急務となっている。

バレンシアに所属するハビ・ゲラ [写真]=Getty Images