
国内最大の「ロードスター」イベントを支える楽しさ
1000台以上のマツダ「ロードスター」と、2000人を超える「ロードスター」のオーナーが集う、毎年恒例の5月下旬のイベントが「軽井沢ミーティング」です。もちろん国内最大級の「ロードスター」のオーナーズ・ミーティングです。そんなイベントを主催するのは、じつはマツダではなく、オーナー有志。今回は、このイベントの運営をボランティアでする実行委員に話を聞いてみました。
クルマの楽しみに男女の違いなんてない!
1000台の車両と2000人を超える来場者を迎える「軽井沢ミーティング」の運営は、すべてロードスターのオーナー・ボランティアが行っています。その内容は、来場する「ロードスター」の駐車場の案内に始まり、会場設営、ステージ・イベントの司会進行、さらには音響までと多岐にわたります。
しかもボランティアは無償で働くだけでなく、一般参加者と同様に参加費まで支払っています。そんなボランティアの数は、実行委員が約20名、当日スタッフが約100名。そんな有志がロードスターの「軽井沢ミーティング」を支えているのです。
そんなボランティア実行委員のひとりが、松島若葉さんです。ご主人とふたりで実行委員を務めています。話を聞けば、実行委員には5年ほど前から加わっているとか。
「もともと若いころに、オートバイのイベントのアルバイトをしていました」
そのアルバイトの経験で、クルマのイベントの楽しさを知ったとか。そうしたこともあって、「ロードスター」のイベントにはご主人と共に、数多く参加してきたそうです。
そんななかで若葉さんは、“クルマは男の趣味であり、女性が楽しむものじゃない”という意見に違和感を持った。
「クルマのイベントは、こんなにも楽しいもの。そこに男女の違いなんてない!」
そこで若葉さんはこう考えました。
「ロードスターのイベントに女性に参加してほしい。そのために、まずは自分から参加しよう。そうなれば、女性の友達が増えて、参加者も増えるはず」
足まわりとエンジン系は定番なれど、電装系に独自性あり
そんな若葉さんの「ロードスター」は、ご主人と合わせての家族所有車という位置づけであるとか。ただし、カスタムはご主人の趣味が前面に出ているようです。一見、ノーマルのようにも見えますが、よくよくチェックしてみると、ひととおりのカスタムが施されています。なかなかに渋い内容です。
松島さんの「ロードスター」歴は長く、1990年代に初代(NA型)を所有し、2010年代に2代目(NB型)で復帰。最近になって現行4代目(ND)のSグレードに乗り換えたとか。目立つのは、レイズのホイール(ボルクレーシングTE37)と、小ぶりのリアウイングです。
ところが、ホイールは右側がホワイトなのに対して、左側はブロンズ。
「中古で手に入れたら、1本だけ色があわなかったので、2本を塗って左右に使っている」
ちなみにレイズのTE37ホイールを筆頭に、マキシマムのエキマニとサクラムのマフラー、エスケレートのシート、コニのサスペンションというカスタムは、評価の高い定番のもの。しっかりと良いものを選んでいると言えるでしょう。
ユニークなのは、データシステム製のリアウイングはストップランプが備わっているため、純正のストップランプを廃していたところ。さらに社外製オーディオを室内後方に設置していたり、デジタルインナーミラーとバックカメラを装備するなど、手間のかかる電装系カスタムを施していました。「ロードスター」に長く乗ってきたことを感じさせる、実用性の高い、大人のカスタムと言えるのではないでしょうか。
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