株式会社文藝春秋(代表取締役・飯窪成幸)は、本日7月24日、『人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー』(ジャッキー・ヒギンズ 著 夏目大 訳)を刊行します。

五感や第六感どころではなく、私達たち人間は12もの〈超感覚〉を持っていることがわかってきたーー本書は動物と人間の感覚にまつわる最先端の研究を一挙に紹介し、アメリカで数々の賞に輝いた傑作科学ノンフィクションです。


      『人間には12の感覚がある』書影

〈リチャード・ドーキンス氏、山極壽一氏、鈴木俊貴氏の推薦コメント〉

リチャード・ドーキンス氏(『利己的な遺伝子』著者)

「われわれの想像を遥かに超える、不思議で奇妙な世界が描かれている」

山極壽一氏(霊長類学者/京都大学元総長)

「人間の五感以外にこれほど多くの驚くべき感覚があることを、本書は意外な動物たちの不思議な感覚を通して教えてくれる」

鈴木俊貴氏(『僕には鳥の言葉がわかる』著者/東京大学准教授)

「動物によって、個人によって、世界の見方は多種多様ーー進化の過程で生み出された感覚器官の可能性に、ただただ驚かされました」

〈本書の内容〉

 本書には、全世界の科学者たちが、バトンをつなぐように長年のチャレンジの中で明らかにしてきた研究成果がふんだんに盛り込まれています。

 研究対象は、地球に暮らすさまざまな生物と人間の「感覚」。

 人間の4倍もの光受容体を持つモンハナシャコカラフルすぎる世界や、視力の代わりに22の突起のついた鼻ですべてを把握するホシバナモグラの触覚、全身の味蕾(味覚を感知する器官)で空間を把握するナマズ、時間を認識するクモの「視」力など、驚異的な感覚に関する最新の知見は、人を対象とした実験や研究の成果とあいまって、これまでの常識を覆す科学の新発見へとつながっていきます。

 たとえばナミチスイコウモリが吸った血を仲間に分け与えるトリガーとなっているグルーミング(愛撫)の効果は、ヒトが酒場で、店員がお客さんにタッチをしたか否かでチップを比較する実証実験とあいまって、われわれ人間の持つ「超感覚」の存在を指し示してもいるのです。

『利己的な遺伝子』の著者リチャード・ドーキンス氏や、『僕には鳥の言葉がわかる』が話題の鈴木俊貴氏も絶賛、いのちの不思議の最前線が詰め込まれた一冊です。             

 〈本書で登場する、動物や人間が秘める不思議な「超感覚」〉

【内なる嗅覚】

一兆種類のにおいを区別ーー「私たちの内なる犬」を目覚めさせよ

【超味覚】

アマゾン川に生息する“泳ぐ舌”と呼ばれる怪魚と、“超味覚”を持つ人間

【色世界】

色の嵐を生きる vs. モノクロームを生きる

【耳は「視力」を持つ】

闇の狩人フクロウの「聴力図」とヘレン・ケラー

【フェロモンの不思議】

動物の自由意志を揺らす、夜の巨大くじゃく蛾と人間の興奮

【方向感覚】

人間も渡り鳥になれるのか? 豪州の先住民は地球の磁気を感知している?

【非・幽体離脱

“地球外”知的生命体・タコと人間の身体感覚の謎   ほか

■書誌情報

書 名:『人間は12の感覚を持つ 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー』

発売日:2025年7月24日(水)

判 型:四六判並製

定 価:2,860円(税込)

ISBN:978-4-16-391998-0

書籍情報:https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919980

配信元企業:株式会社文藝春秋

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ