
フジテレビの動画配信サービス・FODでは、CBCテレビの新ドラマ『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』を、31日から独占配信する(毎週木曜25:32~配信)。
このドラマは、2021年に恋愛ウェブメディア「AM(アム)」で連載された、同名作コミックを実写化した作品。この同名作コミックは、“恋愛することが普通じゃない”という独自の世界観で描かれる物語が共感を集め話題を呼んだ。
恋愛がない世界で特定の人を好きになる「レンアイ」を自覚し、葛藤する主人公・乙葉を島崎遥香、同じく“レンアイ”でありながら、乙葉とは違い恋愛感情を隠しながら生きるハレをISSEIが演じる。
原作はドラマ化でも話題となった『真・女性に風俗って必要ですか?』(ドラマタイトル『ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~』)など、仕事、恋愛、結婚、悩みの尽きないアラサー女性の心情を赤裸々に描くタッチで知られる作家・ヤチナツ氏。監督は『ファーストペンギン!』『となりのナースエイド』など話題作の演出を数多く手掛ける、今和紀氏。脚本を務めるのは、アンジュルムやモーニング娘。、私立恵比寿中学、FRUITS ZIPPERなど、さまざまなアイドルグループや、数々のテレビアニメ作品の作詞を手掛け、小説家としても2023年『##NAME##』で第169回芥川龍之介賞候補となるなど、注目の小説家・作詞家の児玉雨子氏が初めて担当、花田麻衣子氏らも共同脚本として名を連ねている。
また、原作にはないオリジナルストーリー(全2話)をFODで独占配信。児玉雨子氏が脚本を担当し、自身のセクシャリティを隠して生きているハレ(ISSEI)を中心とした物語が全2話配信される。本編で物語の中心となるCoi-Cafeに通うようになったハレが自身のセクシャリティに違和感を覚えた高校生時代の過去を回想し、それぞれの「普通」を模索していくストーリー。自分が「レンアイ」であることを初めて打ち明けるシーンなど、本編と合わせて観ることで本作のキャラクターたちの繊細でリアルな人間関係をより楽しむことができる。本編に続き、ハレをISSEIが演じ、高校生時代のハレを男子中学生ミスターコン2023でグランプリを受賞した竹内琉斗が演じている。
また紘香(福田沙紀)やナギ(渋谷謙人)といった同じく「レンアイ」で悩むそれぞれのキャラクターたちの葛藤や交流が描かれる。
配信オリジナルストーリーのエンディング主題歌「ホウセンカ」を歌う奥崎海斗は「恋愛マイノリティにおける社会での生きづらさ、誰にも打ち明けられない孤独さ。それを初めて受け入れてくれた歓喜と感謝、その相手に募らせる想い。とても一つの心に収まりそうもない数の感情を曲の中で表現できたらと思い作らせていただきました。原作を見させていただいて、紘香の言葉がハレを救って、ハレの勇気がハレ自身の人生の糧になって、きっとその勇気でまた誰かが救われるんだろうなと思いました。素敵な作品をご一緒させていただきありがとうございました!」とコメントしている。
【編集部MEMO】
島崎遥香は、今作への出演にあたり、「今、周りと違うことで孤独や違和感、息苦しさを感じているなら、その気持ちを否定せず、どうか自分だけは自分を信じてあげてほしいです。たとえ理解されなくても、自分の気持ちと向き合う勇気は、きっと生きる力になるはずだと私は信じています。そのことを、この作品を通して少しでも感じてもらえたらうれしいです」とコメントを寄せている。
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