
CoLifeはこのほど、日本住宅ローンと業務提携を締結した。この連携は、住宅ローン選びにおける不安や負担を軽減し、住宅ローン利用者と住宅事業者双方の体験価値向上を図ることを目的としている。
CoLife は「デジタル化が進みづらい住宅に関するあらゆる不便の解消」を目指し、住宅の新築から引渡し、維持管理、さらには住みかえといった住宅事業者と住宅オーナーの信頼ある良質な関係づくりを進める「iecon ORM(Owner Relationship Management)」の発想で事業を展開。
住宅事業者と住宅オーナーの接点となる「住まいのOS」である「iecon」と、接点をいかして住宅事業者の売上拡大を支援する「ホームサービス」を提供している。
現在、「iecon」は年間約5万世帯の新築住宅に導入されており、住宅オーナーに対する高いリーチ力を持つプラットフォームとなっている。
今回、住宅ローンサービスを手がけるMCJとの提携を通じ、金利情勢の変動が大きい状況下でも安心して住宅ローン選びができるよう、金融知識のプロが対応する「住宅ローン専用相談センター」を開設。
住宅ローンナビゲーターとして、住宅事業者の営業担当者およびローン利用者双方をおもてなしの心で寄り添いながらサポートし、申込・審査手続きを含めたデジタル完結型ローンの活用促進とユーザー体験向上を図る。
MCJが提供する「5年待てるローン」は、当初5年間の固定金利とその後選択可能な変動・固定金利を採用した業界初の商品であり、住宅ローン利用希望者の多様なライフプランや資金計画に基づいた柔軟なローン選択を実現。さらに、MCJの住宅ローン手続きはすべてオンラインで完結し、CoLifeが注力するフィンテック領域のサービス拡充方針とも高い親和性を有している。
この提携により、住宅ローン利用希望者に対し、MCJの豊富な商品ラインナップの提案機会を拡充。特に「MCJフラット極40」を中心とした多彩な住宅ローン商品を提供することで、住宅取得時の資金計画の自由度を高め、より納得感のある住宅ローン選択をサポートする。
さらに今後、住宅ローンの新規取得だけでなく、借り換えニーズにも柔軟に対応する体制を整えるとともに、住宅ローン商品開発も視野に入れ、残価設定型ローンや戸建住宅の修繕費用を含むホームエクイティローンなど、住宅事業者とローン利用者双方にメリットのある新しいローン商品の企画・検討を進めていく。
(安藤美耶)

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