
<大相撲七月場所>◇十二日目◇24日◇愛知・名古屋 IGアリーナ
混戦が続く大相撲名古屋場所の十二日目、結びの一番で2敗を守る前頭八枚目・一山本(放駒)と負けられない3敗の横綱・大の里(二所ノ関)が対戦。この一番は物言い、取り直しとなる熱戦となった。しかし、長い物言い協議の最中に館内に手拍子が響き、まさかの「もう1回コール」。異例とも言える展開を受けファンからは「前代未聞だろ!」「初めて聞いた」「何この手拍子」「アンコールはないわ」など驚きと批判が相次いだ。
一度目の立ち合い、引いてしまった大の里が真っすぐ下がって土俵を割った。行司軍配は一山本にあがったが、勝負が決する際、伸び切って前に落ちた一山本の膝がつくのと、大の里の体が飛ぶのが同時ではないかと物言いがついた。
まさかの展開、館内騒然となる中、さらに異例の展開が。館内に手拍子が沸き起こり「もう1回」コールが響いた。珍しい出来事にABEMA実況も「あ、もう1回コールが起こっています」と困惑した。
その後「ただ今の協議について説明いたします。行司軍配は一山本にあがりましたが、一山本の膝がつくのと、大の里の体が飛ぶのが同時と見て、取り直しといたします」と館内にアナウンスが。すると、“もう1回”コールを行った館内には大歓声が沸き起こった。
二度目の取組では大の里が一山本を押し出して3敗を死守。一方の一山本は3敗に後退した。土俵を割った一山本は天を仰いだ。この結果を受け、二敗は安青錦と琴勝峰、三敗に大の里、一山本、熱海富士、草野の4人が並ぶ大混戦となった。(ABEMA/大相撲チャンネル)

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